こんにちは、船橋東武店の田口です！

さて、今回ご紹介する週末スペシャルテイスティングは、シャトー・ダルマイヤック2010年・2020年ヴィンテージ垂直テイスティングです。

「バロン・フィリップの三男」と呼ばれる、 シャトー・ムートン・ロスチャイルドの兄弟シャトー。

今回は2010年と2020年のヴィンテージをご用意いたしました。この2本の味わいの違いをゆっくりとお楽しみください。

□開催日　2024年11月30日(土)～12月1日(日)

□参加費　1杯60ml　　3,410円(税込)

□定員　11名

□Tasting Item

①2010・2020　シャトー・ダルマイヤック

／ シャトー・ダルマイヤック（フランス　ボルドー　ポイヤック）

［ 赤　フルボディ ／ カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド／ ボトル販売価格　2010年　22,000円(税込)/2020年　9,680円(税込) ］

■バロン・フィリップの三男

シャトー・ダルマイヤックは、メドック格付け第一級のシャトー・ムートン・ロスチャイルドを擁す、

バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社が所有する第五級シャトー。　シャトー・ムートン・ロスチャイルドを長男と例えると、

同じくバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社がポイヤックに所有し、エレガントなスタイルのシャトー・クレール・ミロンが次男。

そして、早くから愉しめる溌剌として外交的なキャラクターのシャトー・ダルマイヤックが三男と称されています。

ムートンファミリーに相応しいクオリティの高い味わいながら、1万円以下から手に入ることから、“お値打ちシャトー”とも呼ばれています。

■ムートン・ファミリーの入門編

畑は、ポイヤック村の内陸側に位置し、シャトー・ムートン・ロスチャイルドとシャトー・ポンテ・カネという、ボルドーワインを代表するともいえる2つのシャトーに囲まれた、なだらかな丘陸の日当たりが良い、素晴らしい立地です。

平均樹齢46年のブドウを収穫後は、手作業にて選果。除梗・破砕を経てブドウはグラヴィティシステムでステンレスタンクに運ばれ、25℃を保ちながら15～20日間発酵。

そして新樽比率約35%で約18ヵ月間熟成を行います。卵白による清澄と濾過を実施し、その後瓶詰されます。

このような優れた醸造技術によって造られる、芳醇でジューシーな果実味溢れる味わいをどうぞゆっくりとお楽しみください。

■2010年ヴィンテージ

2010年のボルドーは、傑出した年になりました。乾燥し暑すぎることない天候のおかげで過熟することなくゆっくりと、そして完璧にブドウは熟しました。

 そのため、タニックでありながら上質でしなやか、美しい酸を持つ、 エレガントでクラシカルなスタイルのワインが生まれました。

 ■2020年ヴィンテージ

収量は、べと病による選果や干ばつ、気温30度を超える9月の熱波も起きたことで、平均25~30%ほど少なくなったものの、ブドウは小粒で果皮が厚く、特に早熟のメルロは全体的に高い品質で収穫されました。

生み出されたワインは、グレートヴィンテージとして期待されており、フレッシュさと凝縮感を併せ持っています。