今週のテイスティングイベント

キーワードはこちらになります。

＃ボルドーラヴァー必見

＃サン・テミリオン第一特別級Aに昇格

＃驚きのブレンド比率

ワインラヴァーを虜にしている銘醸地、ボルドー。

今回はその右岸、サン・テミリオンで造られる

「シャトー・フィジャック」をご紹介しましょう！

1855年にパリ万国博覧会に制定されたメドック（およびグラーヴ）の格付けから

約100年後、サン・テミリオンの格付けが制定されました。

サン・テミリオンの格付けは 、

第一特別級プルミエ・クリュ・グラン・クラッセと特別級グラン・クラッセからなりますが、

第一特別級プルミエ・クリュ・グラン・クラッセは（Ａ）と（Ｂ）に分かれる為、実際には３階級です。

①第一特別級プルミエ・クリュ・グラン・クラッセ（A）

②第一特別級プルミエ・クリュ・グラン・クラッセ（B）

③特別級グラン・クラッセ

↑このような感じですね。

有名な5大シャトーを有するメドックの格付けが15０年以上たった今でも、

一部の例外を除いてほとんど変更が無いのに対し、

サン・テミリオンの格付けは10年ごとに見直しが行われます。

格付けの審査は官能検査が重視され、

審査員はワイン仲買人、ワイン商、法律家、ワイン醸造学者などの第三者で構成されています。

当時の取引価格で評価されたメドックの格付けとは異なり、

定期的に見直されるので、信憑性が非常に高いです。

2022年の新たに制定された格付けではシャトー・フィジャックが

第一特別級プルミエ・クリュ・グラン・クラッセ（B）から（A）に昇格しました。

シャトー・フィジャックはサン・テミリオンの最古のシャトーの一つで、

メドック地区のような鉄分が豊かな砂利の多い土壌。

これがフィジャックの個性になっており、サン・テミリオンでは珍しく

カベルネ・ソーヴィニョンとカベルネ・フランの

ブドウのブレンド比率が高くなっています。

それにより非常に濃い色調で、力強い味わいながらエレガントなスタイル。

サン・テミリオンのワインらしく、早くから楽しむこともできますが

長期熟成によって真価を発揮する、

第一特別級プルミエ・クリュ・グラン・クラッセ（A）にふさわしいワインです。

今週末にグランスタ丸の内店で、ぜひお楽しみください。