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ワインショップ・エノテカ博多店

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【ご案内】魅惑の銘醸地「ローヌ地方」

松井 星輝

2024.05.10
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ゴールデンウィークの喧騒は過ぎ去り暖かな日々が続いていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。


中洲川端駅の近くでは、川沿いを歩く観光客の方で賑わっており中には半袖で街を歩いている方もおられます。

今年の夏も暑くなりそうな予感がしますね!



さて、本日はボルドーに次ぐ生産量を誇る南フランスの銘醸地、ローヌ地方のワインについてご案内いたします。



なぜ今回ローヌワインをご紹介するのかと言うと、赤ワインは濃厚で長い余韻が魅力的でお肉やスパイス料理と相性バツグンのため、この時期に楽しみたくなるグランピングやバーベキューに持っていきたくなるようなワインだからです。

また、白ワインも同様にアロマティックで南国リゾート気分を味わえるため、この季節にピッタリだと思います。


少し汗ばむようなこの季節に、ぜひ飲んでいただきたいローヌ地方のワインの魅力をご紹介します。

ローヌ地方について

ローヌ地方はフランス南西部に位置するワイン産地で、多種多様なブドウ品種が個性豊かなワインを生み出しています。

”南フランス”と聞くと暖かそうなリゾートを連想してしまいますが、実は北海道とほとんど同じ緯度に位置しています。


ローヌ地方のワイン産地は、アルプス山脈を源流とするローヌ川の周囲にあり、南北約250 kmの細長いエリアでブドウが栽培されています。


非常に古くからワイン造りを行っている地域で、紀元前後にはローマ帝国の属領であるナルボンヌ地方の栽培地の北限が、北部にあるコート・ロティやエルミタージュであったことが分かっています。

また、14世紀にはローマ法王の別荘地が建造されたことから、「教皇の新しい城」の意味をもつ「シャトーヌフ・デュ・パプ」という地域もあり、その名残から現在も歴史的なヨーロッパらしい赤レンガの街並みが広がっています。

一時は戦争の影響もあり荒廃してしまったワイン産業ですが、1980年ごろにワイン評価誌”ワイン・アドヴォケイト”の設立者であるロバート・パーカー氏の称賛を受けたことによって再び銘醸地としての地位に返り咲きました。


この地域では北部と南部でスタイルが変わることも一つの特徴で、使用するブドウ品種や土壌に違いがあり大変興味深いブレンドを行っています。

近年では単一畑でリリースする生産者も増えてきたため、まさに生産者によって味わいは千差万別と言えます。


その中にはアメリカのカルトワインのような入手困難かつ伝説的な人気を誇る生産者も…!!



長期熟成のポテンシャルを感じるワインが多く、時間をかけてゆっくりとお楽しみいただけるようなスタイルですので、映画館やグランピングなど時間を忘れて感傷に浸りたい時に飲みたくなるワインが造られています。

ローヌ地方オススメ生産者① 「ルネ・ロスタン」

北ローヌを代表する生産者のひとり「ルネ・ロスタン」。


世界で最もエレガントなシラーを生み出す産地として注目される、ローヌ地方最北の地「コート・ロティ」のトップドメーヌの一つとして知られています。

1971年に創業し、比較的若いドメーヌながらもテロワールに忠実なブドウ栽培を実践しています。


コートロティでは最大斜度が60度にもなる為、必然的にすべての工程が手作業で行われます。また、ローヌ川の影響でモザイク状に連なる地層が畑の個性を生み出しているという考えのもと、ワイン造りにおいては

「人の手を加えることは極めてミニマムに。その土地らしいブドウを使って造られたワインがエレガンスとバランスを備え、長期熟成できる偉大なワインだ。」

という考えの下、伝統的な製法と革新的な製法を見事に融合させています。

ローヌ地方オススメ生産者② 「タルデュー・ローラン」

タルデュー・ローランは、ローヌ出身のミシェル・タルデュー氏とブルゴーニュの有名なネゴシアンのドミニク・ローラン氏が1996年に創業したネゴシアンです。


彼らの最大の魅力はローヌで「ミクロ・ネゴシアン」を始めたパイオニアであるということです。

ミクロ・ネゴシアンとは、畑を持たないワイナリーのことで土地を持つ契約農家と共に畑仕事を行い、栽培や収穫を細やかに指示し、その収穫されたブドウを買った後にワインを醸造するワイナリーの事です。

このスタイルでは、ローヌ地方の幅広いラインナップを取り扱うことが出来ることだけでなく、その地域の特性を如実に表現するための絶妙なバランスでブレンドすることが出来ます。


ローヌ地方のほぼ全てのアペラシオンを網羅し、良質なブドウとこだわり抜いた醸造によって生み出されたワインは世界中で称賛されています。

ローヌ地方オススメ生産者③ 「ドメーヌ・グレアム&ジュリー・ボット」

2015年創業の「ドメーヌ・グレアム&ジュリー・ボット」はニュージーランド出身のグレアム・ボット氏と、ローヌ出身のジュリー・ボット氏夫妻が北ローヌのアペラシオンに魅了され立ち上げたワイナリーです。


グレアム氏はニュージーランドで研鑽を積み、ジュリー氏はコート・ロティのドメーヌ「ステファン・オジェ」で2010年からワインメーカーとして働いた経験を持ちます。


若いワイナリーながらも2019年にはAdVini主催、第4回「ヴィニュロン・エ・テロワール・ダヴニール(未来のヴィニュロン&テロワール)」コンクールにて見事第1位を受賞。2021年には、サン・ジョセフ・ブラン2019年がワイン・スペクテーターの年間TOP100にて第83位に選出されるなど高い評価を獲得しています。

さらに『ル・ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス 2021 』にて新しいドメーヌとして掲載されるなど、北ローヌのライジングスターとして注目を集めているのです。

ローヌ地方オススメ生産者④ 「ロテム・ムニール&サウマ」

ブルゴーニュのトップネゴシアンの一つとして名高いルシアン・ル・モワンヌ。その当主であるムニ―ル・サウマ氏と妻のロテム氏がローヌ地方で手掛けるワインです。

彼らはブルゴーニュでは畑を持ちませんが、ローヌ地方で畑を取得し自らの手で栽培と醸造を行っています。


彼らはこの地でブドウ栽培を始めるにあたり、シャトーヌフ・デュ・パプのトップ生産者の一人であるアンリ・ボノー氏に師事しローヌワインを学んびました。その後、2009年にシャトー・ラヤスが所有する区画にほど近い素晴らしい畑を手に入れ、ワイナリーを始めました。


ムニ―ル氏いわく、「常にピノ・ノワールとグルナッシュ・ノワールは双子のような存在と考えており、圧搾すると両方とも白いジュースになる。ブドウ自体が個性的なフレーバーを持つシラーやカベルネと違ってニュートラルな品種で、取り巻く環境を反映する”テロワールのベストアンバサダー”である」とのこと。


ブルゴーニュのワインと同様に極限まで人の手を介さない100年前のワイン造りを徹底しており、ピュアな果実味と力強さ、エレガンスを兼ね備えたワインが造り出されています。


今週末の11日(土)と12日(日)には、こちらの「シャトー・ヌフ・デュ・パプ ピニャン・アンフォラ(写真右側)」をバーでご提供いたします。

※マグナムサイズでのご提供となります。


皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

今週のシュ・マ・シャン 5/11(土) 5/12(日)


シャンパーニュ・キュヴェ #746 / ジャクソン 1グラス 1870円(税込)/70ml 週末はエノテカ博多店でシャンパーニュを楽しみませんか。 皆さまのご利用をお待ちしております。 ※無くなり次第終了いたします。

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