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ワインショップ・エノテカ博多店

〒812-0027 福岡県福岡市博多区下川端町3-1博多リバレイン B2F
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博多店のブログ

【生産者来日イベント】スペシャルテイスティング ルイ・ロデレール

松田 裕介

2024.09.12
ブログメイン画像

皆さまこんにちは。

ワインショップ・エノテカ博多店の松田です。


9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続く博多の街です。

ブログの読者の皆さまのお住まいは様々ですが皆さまのところは如何ですか?

ヒートアイランドとも言いますが、きっと気候変動の影響なのでしょう。

近く、日本三大八幡宮の筥崎宮では放生会が開催されますが、この気温では日中歩き回れるものか?と...

近年の気候変動はワインの世界にも

さて、そんな気候にまつわる話から少しだけ。

近年この気候変動、つまりグローバル・ウォーミングですが、ワインの世界でも度々問題視されていて、勿論時代による嗜好性の変化による影響もありますが、気候変動による栽培条件の変化で仕上がるブドウの出来が変わり、この20年余りで随分と影響を受けているワイン産地も多くあります。


今回触れてみたいのはその中のひとつ「シャンパーニュ地方」です。

一昔前までは酸は十分に保持しているものの糖分が不足していることが問題とされており、如何に「ブドウを熟すか」が課題となっておりましたが、現代では如何に酸を保持するかが課題となっており、フレッシュ感やエレガントさを醸すために出来る事を追求する時代へと変化しています。


ただ決してこれは悪いことではなく、それはそれぞれのワイン生産者の哲学にもよりますが、複数のヴィンテージ・ワインから造られる所謂「ノン・ヴィンテージ」シャンパーニュにもそのアイデンティティが表れてきており、かつての一貫性を保つ、から現代は最大値を造るという考えにさえ至っている状況です。

シャンパーニュの新時代

先日、ワイン愛好家であれば一度は聞いたことがある世界的に有名なシャンパーニュ・メゾン「ルイ・ロデレール」社の副社長 兼 醸造責任者であるジャン・バティスト・レカイヨンさんからそのノン・ヴィンテージ・シャンパーニュについての哲学をお伺いする機会を頂いたのですが、『ヴィンテージ・シャンパーニュを造るような、今ではまるでブルゴーニュのブドウのように熟す時代となり、表現の幅が拡がったことでよりクリエイティヴに、そして「テロワール」そのものを表現することが可能になったからこそ哲学を変えて行く必要性があった。

だから一貫性を保つ「ノン・ヴィンテージ」から、その時の最大値を造る「マルチ・ヴィンテージ」へと新時代と共に進化した。』というようなこと。


これだけだとあまりピンとこないと思いますが、ノン・ヴィンテージとマルチ・ヴィンテージとでは随分と大きく変わっていて、まずは情報開示の時代に変わったことが大きいです。これはレシピを開示することと同じです。

「テロワール」を表現する。つまり例えるなら画材が増え、描ける表現が増えたためレシピを隠す必要がなくなったということ。

そんなマルチ・ヴィンテージ・シャンパーニュですが、ルイ・ロデレール社には「コレクション」というワインがあります。

すでにご存じの方は、242、243、244、お召し上がりになったかも知れませんね。

新リリース「コレクション245」

これは、収穫年毎の表情を「ルイ・ロデレール」社が持つ方向性(=哲学)に沿って表現するベース・ワインと、普遍的で永続的なリザーヴ・ワイン(パーペチュアル・リザーヴ・ワイン)やプレスティージュ・シャンパーニュとなる「クリスタル」の若い樹から造られるヴィンテージ・リザーブ・ワインをブレンドし、ここからはもう少し難しい話になるのですが、MLF発酵の割合、オーク樽の使用比率、ガス圧、ドザージュの量…これらもナンバリング毎異なってきます。

そのため、今回一足早く「245」のハーフサイズが入荷しましたが、前ナンバリングの「244」とは当然表情が全然違ってくるわけです。

比較することはまずおすすめです。そして、だからこそ「コレクション」なんだなぁと思います。(※ナンバリングされている数字は創業年からの収穫回数。)


ということでルイ・ロデレール社の哲学が詰まったシャンパーニュ達を飲んでみたくないですか?

来たる2024年10月12日(土)ルイ・ロデレール社の副社長 兼 醸造責任者のジャン・バティスト・レカイヨンさんワインショップ・エノテカ 博多店にやってきます!

私の記憶している限り、ジャンさんが福岡のエノテカにお越しになるのは『初』です。

先程少しだけ紹介したルイ・ロデレール社より10月8日発売予定の「コレクション 245」や、プレスティージュ・シャンパーニュの「2015 クリスタル」など6種類のワインを愉しみながら、シャンパーニュの現代やルイ・ロデレール社の哲学についてお話聞かせていただけると思います。

私の拙い話では伝わり切らないので、是非ご本人から皆さま教わって欲しいですね。


予約欄をこちらに貼っておきますので、是非是非ご予約くださいね!イベントでもお会いしましょう!

最後にくどいですがコレクション 245はハーフサイズを先行して取り扱っておりますので、予習もおすすめですよ。

244との比較も是非!

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