皆さまこんにちは。アミュプラザ博多店の下妻（しもつま）です。

９月の半ばにもなったのに暑さが続ますね。まだまだ暑さが続くのでしょうか。

やはり今期も秋服を買うタイミングがなく、気付いたら秋があっという間に過ぎ去り冬になっているような気がしております。

最近突然の雷雨なども多いので、皆さまもお気をつけください。

さて今回も、毎月当店おすすめワイン５銘柄をご紹介いたします！

サンタ・クリスティーナ・ヴェルメンティーノ　／　サンタ・クリステイーナ 

2022年　2,750円（税込）

「その名を知らぬものはいない」というほどイタリア国内でももちろん、世界中のワインラヴァーから70年以上愛され続けるロングセラーワインです。

こちらのワイン、爽やかですっきりとした味わいのヴェルメンティーノ100%で造られたコスパ抜群の１本。

まだ暑いのでフレッシュで爽やかなワインを飲みたい方におすすめです。

ヴェルメンティーノは海をイメージさせるような爽快感、ワイン初心者でも飲みやすく、すっぱくないワインです。

トスカーナらしいチャーミングで親しみやすく、ライムやレモンなど柑橘類の香り、フレッシュさとミネラル感溢れるスタイル。

カプレーゼや魚介を用いたパスタなどと合わせると、素材の味を引き立ててくれました♪

程良いアルコール感、すっきりでさっぱり、爽やかな酸味、柑橘系でクセが無い、フルーティーで分かりやすい美味しさ、その上リーズナブルな価格。

万人受けする要素が盛りだくさんのため、70年もロングセラーになり続けているというのは納得ですね。

まだ暑い季節には、キリリと冷やしたヴェルメンティーノのワインと、白身魚のカルパッチョ、レモンをぎゅっと絞った白身魚の塩焼きやフライとも相性抜群です。

辛口白ワインの王道ともいえる、ストックしておきたいワインの１つ間違いなしです。

ストーンホース・シラーズ 　／　ケーズラー  

2022年　2,970円（税込）

南オーストラリアのバロッサ・ヴァレーに位置し、ジェームス・ハリデー５ツ星の生産者に認定されるなど、世界的に評価を受けている老舗の生産者が造る果実味たっぷりな赤ワイン。

高品質の古樹のシラーズ100％で造られているなんともオーストラリアらしい特徴がしっかりと表現されているワインです。

樹齢が高くなるとより風味が詰まったワインに仕上がり、濃厚でかつエレガントになります。

ストーンホースという名前は、トラクターが無い時代に、ケーズラーの重い泥土壌で働いていたクライズデール（馬の品種）が由来のようです。

エレガンスを求め、果実の明快さを引き出すことを心掛け、凝縮度の高い甘濃く力強いシラーズにフランスのボルドーを想わせる上品さが加わったワイン。

飲みごたえはありますが、渋みが控えめのためとても飲みやすい印象を受けます。

黒系果実のブラックチェリーや熟したプラム、シラーズらしいユーカリやミントの清涼感もあり、シチュエーションを選ばず、凝縮した果実味とソフトなタンニン、綺麗な酸味が織り成す、エレガントな味わい。

私のワインエキスパートの２次のテイスティング試験対策にこちらのワインで練習していた頃を思い出します。

あぁ、なつかしき味。

BBQやキャンプなどのイベントにもピッタリな１本です。

ヤラ・ヴァレー　ピノ・ノワール　／　ジャイアント・ステップス 

2023年　4,950円（税込）

ワイン・スペクテーター2019年トップ100にも選出された実績を持つ、ブルゴーニュの強力なライバルと絶賛される注目の造り手であり、ブルゴーニュ式の単一畑に注力する豪州のワイナリーが造る赤ワイン。

ヤラ・ヴァレーという産地はフランスボルドーより寒冷で、ブルゴーニュより少し温暖な気候で、冬場は雨が多く、夏場は比較的冷涼な気候です。

オーストラリアでエレガントなワインを生む冷涼産地で、最高級のピノ・ノワールを生産する産地の1つでもあります。

ワイナリー名はモダンジャズのサックス奏者がリリースしたアルバムに由来しており、「時代の先を行く存在になる」というビジョンを完璧に表現しています。

オーストラリアのピノ・ノワールは、多くの方がまだ出会ったことがないかもしれません。

大ぶりのブルゴーニュグラスに注ぐと、チェリーやブルーベリーの凝縮した濃密の果実が広がり、あぁ、なんて華やかなアロマなんだろう。飲まずとも感じる旨味とエレガントさ。

フレッシュなアロマに、透き通ったピュアな味わい。ブルゴーニュの良質のピノ・ノワールに匹敵します。「暑くて乾燥したシラーの産地」というオーストラリアのイメージとは全く異なる真逆のスタイル。

想像以上の飲みやすさ、赤系果実を主体とし、アメリカのピノ・ノワールほどの樽感・力強さではなく、非常に酸とアルコールのバランスが良く、エレガントに仕上がっています。

少し冷やしめにフレッシュにのんでも良いですが、冷やし過ぎには注意です。

最高級ピノ・ノワールを生産すると言われる産地のピノ・ノワールを5千円以下でお手頃に味わえるのがまさにこちらのワイン。

秋を感じさせるような、洗練されたピノ。

ジャズを聴きながら、秋の夜長の週末のご褒美に。なんて幸せな空間なのでしょう♪

セントラル・コースト　シャルドネ　／　カレラ 

2021年　5,500円（税込）

ワイン＆スピリッツの「世界のトップ100ワイナリー」の何度も選出されるほどの実力を持つ生産者が造る白ワイン。

カレラは一時市場から姿を消したほどの熱狂的人気を誇る、カリフォルニア・ピノ・ノワールの先駆者ですが、実は素晴らいシャルドネも造っているのです。

豊かなボリュームと長く続く余韻が魅力の1本です。 

セントラル・コーストは広大なアぺレーションで、セントラル・コーストにおいて最良とカレラが考える畑のブドウを使用して造られており、 夫々のエリアから高品質なブドウを選び抜き、鮮やかな柑橘系果実の風味と美しいミネラル感を兼備したスタンダード・シャルドネです。

高い酸、フルーツのフレーヴァーなど様々なバランスをいかにとるのかが重要で、現在もより最高作を造る為、新しい畑を探している中で、この広いエリアのブドウを使ったこちらのワインは非常にバランスに優れており、飲みやすさ、親しみやすさもあるシャルドネに仕上がっています。 

非常に力強くクリーミーな典型的なカリフォルニアのシャルドネとは違い、ミネラリーでバランスが良く引き締まりがあり、滑らかなテクスチャーとともに、熟した果実の風味が広がるリッチで奥ゆかしい味わいです。

ロコーネ　／　トルマレスカ 

2021年　5,500円（税込）

新発売のイタリアのワインが入荷しました！

このワインを見た時、なんておしゃれで可愛らしいんだろう。ジャケ買い確定！と思うワインだったので、すぐにテイスティングしたいと思いました。

トルマレスカはイタリアきっての名門アンティノリが手掛けるワイナリーです。

プーリアの歴史とテロワールの敬意を払い、革新的なアプローチにより、プーリア州のワインを牽引するという使命を常に掲げています。

「ロコーネ」とはミネル・ヴィーノ・ムルジェ地方にある湖に由来しています。 美しい湖から名付けられたカベルネ・ソーヴィニョン単一で造られるイタリアでは珍しい赤ワインです。

ラズベリーやワイルドベリー、カシスなどの心地良い果実香にローズマリーやミントのフレッシュなニュアンス、ビターココアのようなアロマもあるけれど、アメリカほどボリューミーで甘やかではなく、凝縮感があるのにフレッシュな味わい、タンニンも程よく素晴らしい印象です。

複雑なアロマや柔らかい口当たりを備えた優美な1本に仕上がっており、ラベル通り素敵なワインだな。と感じました。

秋のワインにするにはピッタリな赤ワインです♪

いかがでしたでしょうか。

今月はオーストラリアワインを島で展開しています。是非オーストラリアワインの魅力を感じ、好きになってもらえたら嬉しいです。

最近とても実感していることが、ワインというものは「最適な温度」と「最適なグラス」が命です。

グラスによってだいぶキャラクターが変わりますし、そのワインの適切な温度で飲まなければ、ワインの本領が発揮されず、せっかくの素晴らしいワインが美味しくないという印象にまで変わってしまします。

本当は美味しいのに美味しくないと思ってしまう。なんて恐ろしい、、それはワインが可哀そう。

皆さまも、温度やグラスに気をつけて、ワインの最大限の美味しさを感じていきましょう♪

アミュプラザ博多店へご来店心よりお待ちしております。

お読みいただきありがとうございました。

下妻　るり