皆様こんにちは。

表参道ヒルズ店の村井です。

今回はスペイン・リオハの至宝、マルケス・デ・ムリエタのワイン3種類セットをご案内いたします。

マルケス・デ・ムリエタは、「リオハの近代的ワイン造りの父」とも呼ばれるルシアーノ・デ・ムリエタ氏によって1852年に創設された、銘醸地リオハで古くから続くワイナリーです。

ルシアーノ氏は当時も人気のあったボルドーワインの品質の高さの秘訣を探り、その結果として木樽の使用や数多くの生産技術を導入し、その素晴らしい功績により、スペイン王室から「マルケス＝侯爵」の称号を与えられ、リオハを代表するワイナリーとして世界にその名を轟かせています。

特筆すべきは、その熟成期間の長さ。スペインには熟成期間によってクリアンサ、レゼルヴァ、グラン・レゼルヴァの3つの等級がありますが、彼らは熟成期間の短いクリアンサは生産していません。また一般的なリオハの生産者が収穫から2~3年でリリースするところ、マルケス・デ・ムリエタはおよそ4年以上と、しっかりと熟成を行った上でリリースします。

今回ご案内予定となりますワインも、下記のような熟成期間となっております。

・ムリエタ・グラン・レゼルヴァ　アメリカンオークで26カ月熟成し、2019年7月に瓶詰め。更にリリースされるまでに最低でも36カ月の瓶内熟成。

・カスティーリョ・イガイ グラン・レゼルヴァ・エスペシャル　テンプラニ―リョはアメリカンオーク樽(225L)、マズエロはフレンチオーク樽(225L)で34カ月熟成。樽は品種によって使い分けます。ブレンド後に20カ月コンクリートタンクで熟成し、2019年5月に瓶詰め。

果実味豊かな印象の強いテンプラニーリョですが、長期熟成によって芳醇で複雑なイメージへとその姿を変えていきます。

また、今回唯一となる白ワイン「パソ・バランテス・アルバリーニョ」も澱と共にステンレスタンクで3カ月静置した後、15%はオークではなく珍しいアカシアの225L樽で、残りはステンレスタンクで6カ月の熟成。2022年7月に瓶詰めといった、こだわりの造りとなっております。

2023年のワイン＆スピリッツ誌のアルバリーニョのコンテストにて、パソ・バランテス・アルバリーニョ2020年がベスト・アルバリーニョ賞を受賞する等、とても注目のワインです。

さて、今回のご案内いかがでしたでしょうか。

皆様もこの機会に是非、マルケス・デ・ムリエタ 3種類セット、お楽しみください。