皆様こんにちは。

表参道ヒルズ店の村井です。

今回は、メドック格付シャトーが造るボルドーブラン、2グラスセットをご案内いたします。

ボルドー・ブランとは、その名の通り、フランス・ボルドー地方で造られる辛口白ワインの総称。

「ボルドーと言えば赤ワイン」というイメージが根強いですが、

ボルドーは海から近い港町で魚介をよく食べる習慣があることから、いつの時代も白ワインが造られてきました。

ボルドー地方は海岸沿いに位置しており、ミネラルが豊富で白ワイン品種の栽培にも適している土壌でもあります。

メドック左岸地域やボルドー全域では砂質土壌にはカベルネ・ソーヴィニヨン、粘土質土壌ではメルロが優先され、

わずかに残った石灰質や粘土質の土壌で白ワイン用として、ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンが栽培されてきました。

今回はボルドー左岸、メドック地区の格付けシャトーが造るボルドー・ブラン2種をご提供いたします。

皆様ご存知の通り、メドック格付けシャトーは高級な赤ワインを生産する造り手によって構成されますが、

一部の生産者はごく少量の白ワインも生産しています。

今回ご用意いたしましたワインはこちらです。

■2022 ヴァン・ブラン・ド・パルメ / シャトー・パルメ

メドック格付け3級、AOC マルゴーに位置する人気シャトー。

こちらはシャトー・パルメが造る秘蔵のボルドー・ブランです。

元々はシャトーを訪れるゲストをもてなすために造られたプライベートワインで、ごく少量が市場へリリースされます。

ボルドーにて伝統的に使用される白ブドウ品種であるソーヴィニヨン・ブランやセミヨンは使用せず、

ミュスカデルを主体にソーヴィニヨン・グリをブレンド。

更に、現在絶滅も危惧される古代品種「ローゼ」を使用した、一風変わった白ワインとなっております。

■2022 ル・ブラン・ド・デュアール・ミロン / シャトー・デュアール・ミロン

メドック格付け4級、AOC ポイヤックに位置し、ドメーヌ・バロン・ド・ロスチャイルド社が所有するシャトー・ラフィットの兄弟シャトー。

こちらは2021年にファーストヴィンテージがリリースされた、シャトー・デュアール・ミロンが造る白ワイン。

セミヨンを主体に、ソーヴィニヨン・ブラン、ソーヴィニヨン・グリがブレンドされています。

ロスチャイルド家はシャトー・ラフィットやシャトー・デュアール・ミロンの他にも、

貴腐ワインの銘醸地ソーテルヌの格付けシャトーである、シャトー・リューセックを所有しています。

シャトー・リューセックでは甘口貴腐ワインだけでなく辛口の白ワインも生産しており、

こちらのル・ブラン・ド・デュアール・ミロンはその白ワイン生産のノウハウを活かして造られました。

以上、いかがでしたでしょうか。

ほとんど市場に出回らない稀少なボルドーブランの飲み比べ、

是非この機会にお試しくださいませ。

▼ワインリスト

2022 ヴァン・ブラン・ド・パルメ / シャトー・パルメ

販売価格：50,600円(税込)

(ミュスカデル、ソーヴィニヨン・グリ、ローゼ)

2022 ル・ブラン・ド・デュアール・ミロン / シャトー・デュアール・ミロン

販売価格：26,400円(税込)

(セミヨン 79%、ソーヴィニヨン・ブラン 20%、ソーヴィニヨン・グリ 1%)

期間：11月8日(金)～11月10日(日)

2グラス 各50ml　料金 6,600円(税込)

お席が混みあった際は、90分制でのご案内とさせて頂く場合がございます。

ご予約や疑問点などお気軽にお問い合わせくださいませ。