大阪店では毎週、魅力的なグラスワインを限定量にてご用意しております。

今回は、8月前半にカフェ&バーにて抜栓予定の数々をご紹介いたしますので、是非ご一読くださいませ。

元祖スーパータスカンとして30年以上にも渡り圧倒的な存在感を放ち続ける「イタリアワインの至宝」サッシカイアを生み出す、偉大な造り手テヌータ・サン・グイド。サッシカイアは、1994年にはボルゲリ・サッシカイアとしてイタリアでは唯一、単独ワイナリーでのDOC.昇格を果たし、法律さえも変えたワイン。現在でも多くのトスカーナワインやボルドーワインにまで強烈な影響を与え続けている、イタリアワイン界の頂点とも言える至極の1本です。

今回はそんなサッシカイアの最新ヴィンテージである2021年をご用意いたしました。2021年はワインアドヴォケイトで100点をマークした素晴らしいヴィンテージです。イタリアワイン界を代表する逸品をぜひお楽しみください。

・2021　サッシカイア / テヌータ・サン・グイド

(イタリア　トスカーナ)　赤

2021年ヴィンテージは「非常に良好で、2019年よりもいい出来に仕上がった」と、ゼネラル・マネージャーのカルロ・パオリ氏は語ります。恵まれた気候条件によりブドウはゆっくり熟成し、ワインは美しい果実感とフレッシュさを感じられる一本となりました。10年の熟成にも耐えうる期待が持てる逸品です。

サンジョヴェーゼは、イタリア中部地方を原産とする赤ワイン用ブドウ品種で、名前の直訳が「ジュピター（＝ローマ神話の主神）の血」であることが示唆する通り、古代から存在していたブドウと言われています。それぞれの地方で独自の栽培・醸造文化を持つため、同じサンジョヴェーゼを使ったワインでもスタイルや味は産地によって異なります。

今回はそんなサンジョヴェーゼの多彩さを体感できるトスカーナ地方の3銘柄をご用意。産地、ヴィンテージ、製法などの違いが魅せる魅力的な味わいをお愉しみください。

【ラインナップ】

(写真左から）

① 2021　モレッリーノ・ディ・スカンサーノ・リゼルヴァ ヴィーニャ・リウッツァ / ロッカペスタ

(イタリア　トスカーナ)　赤

ロッカペスタはガンベロ・ロッソにて最高評価のトレ・ビッキエリを幾度も獲得し、「マレンマで最も輝かしいワイナリーのひとつ」と称賛されているワイナリーです。こちらは新しいプロジェクトである単一畑キュヴェの一つ、ヴィーニャ・リウッツァのブドウから造られる1本。抑制されながらも高い凝縮感を備えた、タイトで筋肉質なスタイルに仕上がっています。2021年ヴィンテージが初ヴィンテージにもかかわらず、ガンベロ・ロッソにて最高評価を獲得した注目の1本です。

② 2018　ペトルーナ / イル・ボッロ

(イタリア　トスカーナ)　赤

ペトルーナは、その名の通りアンフォラ（赤土で作った素焼きの壺＝ペトルーナ）で熟成させた赤ワイン。イル・ボッロの長い歴史を誇るヴァルダルノ・ディ・ソプラにある畑から収穫したブドウを使用して生み出す、伝統と革新の完璧な調和を見せています。使用しているブドウは100％サンジョヴェーゼで、美しい酸味と赤系果実の豊かな果実味を備え、まるでブルゴーニュのピノ・ノワールの様なエレガンスを感じる洗練された味わいです。

③ 2017　サン・ロレンツォ キャンティ・クラシコ グラン・セレツィオーネ / カステッロ・ディ・アマ

(イタリア　トスカーナ)　赤

2010年ヴィンテージがワイン・スペクテーターの2014年トップ100ワインにおいて6位と、イタリアワインの中では唯一のトップ10入りを果たしました歴史があるこちらのワイン。「グラン・セレツィオーネ」とはキャンティ・クラシコ協会が、キャンティ・クラシコの階層の頂点に立つカテゴリーとして制定した最上級の新呼称。綺麗な酸と豊かなミネラル感のある、生き生きとしたエレガントな味わいです。

イタリア三大銘酒としてバローロやバルバレスコと並ぶ高級ワイン、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。ロッソ・ディ・モンタルチーノは、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの弟分的存在と言われる銘柄です。 

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノが最低5年熟成が必要なのに対し、ロッソ・ディ・モンタルチーノは熟成に関する規定が一切ありません。生産者それぞれが求めるスタイルが忠実に表現されており、一般的にブルネッロに比べてフレッシュ&フルーティーな味わいに仕上がることがポイント。ブルネッロに対して控えめな価格で手に入れることができます。

今回はソムリエが厳選した４生産者のロッソ・ディ・モンタルチーノをご用意しました。是非ご堪能ください。

【ラインナップ】

(写真左から）

① 2020　ロッソ・ディ・モンタルチーノ / ビオンディ・サンティ

(イタリア　トスカーナ)　赤

ブルネッロの生みの親であり、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの歴史と伝統にとって欠かせない偉大な存在、ビオンディ・サンティ。こちらは言わばビオンディ・サンティが造るブルネッロのセカンドラベル的存在です。しかしながらその造りは並みのブルネッロが霞むほどの素晴らしい出来栄え。ワイナリーの真価がわかる1本です。

② 2020　ロッソ・ディ・モンタルチーノ / ポッジョ・ディ・ソット

(イタリア　トスカーナ)　赤

ポッジョ・ディ・ソットは、1989年に設立された伝統派ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの代表格。複雑なテイストが混在しながら透明感あるピュアな仕上がりのワインを生み出します。上品な果実味と爽やかな酸、繊細なミネラル感といったすべての要素が見事に調和したまさに限りなくブルネッロに近い出来栄えです。

③ 2020　ロッソ・ディ・モンタルチーノ / サリクッティ

(イタリア　トスカーナ)　赤

1994年創業と比較的若いワイナリーながら高評価をたたき出し、すぐにトップ生産者の仲間入りを果たしたサリクッティ。モンタルチーノでオーガニック認証を初めて取得した生産者のひとつで、自然に寄り添うワイン造りを実践。ありのままの自然を表現することにこだわったワインは、ブルゴーニュを彷彿とさせるエレガントなスタイルが魅力です。

④2020　ロッソ・ディ・モンタルチーノ / サン・ポーロ

(イタリア　トスカーナ)　赤

名門アレグリーニの当主を務めたマリリーザ・アレグリーニ氏が、2007年よりトスカーナ州のモンタルチーノ地区で手掛けるワイナリー。エレガンスとバランスを大切にした造りから生み出されるワインは、安定して高い評価を獲得しています。こちらはブルネッロ・ディ・モンタルチーノをより早く、身近に味わえると人気の1本。力強さとエレガンスの卓越したバランス感覚が光る仕上がりです。