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ワインショップ・エノテカ佐野プレミアム・アウトレット店

〒327-0822 栃木県佐野市越名町2058 佐野プレミアム・アウトレット 330区
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佐野プレミアム・アウトレット店のブログ

晩酌でワインをかく語りき #5

寺内喬紀

2024.07.10
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皆様、いかがお過ごしでしょうか。

佐野店の寺内でございます。


今回は私がプライベートで購入したエノテカのワインを、なんとなく合うのではないかと思って揃えたおつまみを添えて、その美味しさを検証していく謎企画を書かせていただこうと思います。

さて、第5回目となる今回は、ソーテルヌ格付け第1級のシャトー・リューセックが造る辛口白ワイン「エール・ド・リューセック」をお送りいたします。

エノテカで働く私のプライベートなワインの楽しみ方、是非肩の力を抜いて覗いてみてください。

Epi.05 「エール・ド・リューセック」

暑い、暑すぎる……。

6月半ばに遅めの梅雨を迎えたものの、長雨が続かず、ただ蝕むように暑い日々。雨が降るとアウトレットの館内は閑散としてしまうので、快晴が続くことは有難いのですが、それにしても暑すぎます。


うだるような夏の洗礼を乗り越えた先には、ささやかなご褒美があって然るべきではないでしょうか。


さて、毎度のことながら何かと理由を付けてワインを買う機会を伺っている私。今回は「暑いから」ワインを買おうという魂胆です。

とはいえ、暑い季節はワインが一際美味しくなります。夏は気温と共にワインのニーズも上げるのです。

白にロゼ、スパークリング etc. 沢山の候補がある中で、今回はこちらのワインに決めました。

★エール・ド・リューセック / シャトー・リューセック 2019年

通常価格(税込):4,950円

メドック格付けの筆頭「シャトー・ラフィット・ロスチャイルド」のオーナーが所有する、ソーテルヌ格付け第一級「シャトー・リューセック」。こちらは貴腐ワインの生産者が造る、珍しい辛口白ワインです。


貴腐ワインは「高貴なる腐敗」を意味する通り、生産量が非常に限られたワインです。ブドウが貴腐菌に感染した後に「早朝に霧が出て、日中は快晴」という気候条件が1ヵ月続かなければ完璧な貴腐化になりません。

ソーテルヌ地区で造られる辛口白ワインは、貴腐化が上手く進まなかったなど例外的な場合に造られるものというのが従来の常識でした。しかし、こちらのエール・ド・リューセックは、ソーテルヌ地区の中でも「辛口白ワインを造るのに適した畑」で収穫したブドウを使うのが特徴。ソーテルヌ地区のテロワールを反映させた、こだわりを持って造られる白ワインなのです。

味変はお好みでマヨネーズを。個人的には背徳的な気分になるまでかけていただくのがオススメです。マヨネーズをかけた後の写真はあまりにも映えなかったのでボツにしました。

今晩のお供は、我が家相伝の創作料理「鯖の水煮に玉ねぎをのせたもの」。鯖缶を開け、冷水に浸したスライス玉ねぎをのせるだけの至ってシンプルなレシピです。まずはひと口いただきます。

スライスした玉ねぎはシャキッとした食感が心地よく、冷水に浸したことで辛味が抑えられています。鯖の旨味は言わずもがな、噛めば噛むほど出てきます。ちなみに玉ねぎと鯖は夏バテ防止の作用があるそうです。

おつまみでも◎ですが、主菜に添えても最適ですね。時短料理で簡単ですし。


おつまみを揃えたところで、早速抜栓です。

グラスに注ぐと柑橘類(シークヮ―サーやシトラス)やパイナップルのような南国系のフルーツの香りが鼻腔をくすぐり、どこかヨーグルトっぽい甘やかさも感じられます。

口当たりは、透明感のある瑞々しさと果実の甘酸が心地良いライトな味わい。洗いたてのリンゴを丸かじりしたような果実感やミントを噛んだように爽やかな余韻が、より一層心身を涼やかな雰囲気で満たしてくれます。

サブタイトルを付けるなら「飲む避暑体験」といったところ。シャブリのようなキレのある爽やかさとは違う、例えるなら雨後の木漏れ日のような涼やかさです。

おつまみとの相性は

お次は「鯖の水煮に玉ねぎをのせたもの」とのペアリングを試します。実は事前に先輩方のスタッフレビューを拝見していて、魚と合うことは予習済みでした。定番はやはり寿司やカルパッチョ。時短おつまみとの相性は未知数なのでは(事実そうなのでしょう)と思っていましたが、私はこのワインの懐の広さを侮っていました。

軽快な口当たりは玉ねぎの食感を邪魔しませんし、艶のある甘酸は鯖の味わいを一層まろやかにしてくれます。まるで夏バテ気味の私にエールを送ってくれているかのようです。余計な要素が微塵も感じられません。


エール・ド・リューセック。今夏のマイセラーに常備しておきたいワインが決まってしまいました。次回もこのペアリングを紹介……という訳にはいかないですよね。

終わりに

今回は夏の定番として活躍させたい「ボルドーブラン」を飲んでみました。

鯖と玉ねぎを使ったオリジナルおつまみも是非この夏の献立の参考にしてみてください。のせるだけなので。


さて、本編でご紹介したエール・ド・リューセックですが、ヴィンテージによってボトルの形状とお値段が違うことをお知らせしなくてはなりません。

今回ご紹介した2019年は、いわゆる「いかり肩」のボルドー型で、お値段も本編に記載した通りなのですが、2021年から「なで肩」のブルゴーニュ型の形状、お値段は通常価格(税込):6,160円となっております。

どちらもエール・ド・リューセックなのですが、ヴィンテージによって変更点があることだけご注意いただければと思います。

左:2019年 ヴィンテージ 右:2021年 ヴィンテージ
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