皆様、いかがお過ごしでしょうか。

佐野店の寺内でございます。

灼熱の日差しが落ち着いて、外に出かけたくなってくる優しい陽気。過ごしやすい日和とともにアウトレットの館内も徐々に賑わいが戻ってきました。

秋のシーズンになるとワインがより一層美味しくなってきますよね。旬の食材や晩酌に併せるペアリングの構想が無限に湧いてきます。

ということで本日は、秋の夜長に楽しみたい「イタリア・ピエモンテ州」のワインをご紹介。今回はさらに奥深いピエモンテの魅力を発信できればと思います。

今週も魅力的なワインが続々入荷しましたので、是非ご覧ください♪

★ランゲ・アルネイス / プルノット

通常価格(税込)：3,740円

ほんの半世紀ほど前までは、その扱いの難しさから知る人ぞ知る土着品種だったアルネイス。今では技術の進歩によりピエモンテを代表する土着品種として親しまれています。

涼し気で軽快な味わいが魅力のこちらは夏の食卓に欠かせない1本でしたが、秋の今でもやっぱり美味しい白ワインです。秋の味覚のサンマや、銀杏を入れた茶碗蒸しなどと併せれば、瑞々しい果実味と透明感ある余韻がその味わいをより引き立ててくれることでしょう。

★スプマンテ・セグレテ・ヴィーニェ / グイドボーノ

通常価格(税込)：3,740円

ネッビオーロといえばバローロ。そう思われるくらいには赤ワインとして、とりわけ長期熟成向けワインとしてのイメージが強いネッビオーロ。愛好家も多い傍らで近寄りがたさもある、そんな従来の印象を払拭する1本がこちら。なんとネッビオーロだけを使用したスパークリングワインです。

シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵を行い、約3年の熟成期間を経てリリースされる味わいは、爽やかな果実感に仄かな熟成香をまとうスタイリッシュリッチ（これは私の造語です）な仕上がり。金継ぎした黒茶碗を連想させるシックな見た目は、贈り物にも最適です。

★ランゲ・フレイザ / カヴァロット

通常価格(税込)：5,060円

伝統的なバローロの造り手として知られるカヴァロットですが、ピエモンテ州の伝統品種で仕立てたワインが多いのも魅力のひとつです。フレイザとは、フランス語のイチゴ（＝fraise）が由来。イタリアの伝統品種なのに名前の語源がフランスという少し変わったブドウが使われています。

味わいは明朗なストロベリー。その名に偽りはありません。しかし、チャーミングなスタイルかと思いきや、直後にきめ細かくしなやかなタンニンが広がり、意外にも力強くて飲みごたえのある印象を受けます。恐らくピエモンテラヴァーの方々が一番驚くであろうその味わいは、一飲の価値ありです！

いかがでしたでしょうか。今回は秋の夜長に楽しみたい「イタリア・ピエモンテ州」のワインのラインナップをお送りいたしました。

イタリアの中でも外せないワインが集うピエモンテ州。伝統が守られていながら、新しい着想によるひと味違ったワインも続々と現れているこのエリアは、我ながらいつも新鮮な心持ちで楽しんでしまいます。

金木犀の香りや鮮やかな紅葉、そして美味しい食事など。これからも私達の五感を楽しませてくれる秋の日々に、ピエモンテのワインを選んでみてはいかがでしょうか。