こんにちは。エノテカ札幌円山店スタッフの丸尾です。

いつも当店をご利用頂き誠にありがとうございます。

このたび、スタッフペアリング日記を始めます！

スタッフ丸尾がワインと実際に作った料理とのペアリングをご紹介いたします。

ワインは季節に合わせたおすすめのものを選び、お料理は身近な家庭料理を中心にペアリングを考えていきたいと思っております。

料理は素人ですので、温かく見守って頂けると幸いです。

第一回目の今回ご紹介するワインは、春を先取りした色鮮やかなロゼワイン。

ロゼワインに皆さんは何を合わせるでしょうか。

生ハムやブルスケッタなどの簡単なアペリティフも良いですし、地中海のプロヴァンス地方が本場という事もあり、海鮮のカルパッチョやアクアパッツァも良いかもしれません。

ロゼワインの魅力は、幅広いお料理に寄り添ってくれるところ。中でも果実味たっぷりの濃いめのロゼはお肉料理とも相性がよく、ジューシーな果実味と程よいタンニンがお肉の旨みや脂と良い相乗効果を生んでくれます。

今回は、イタリアのカベルネ・ソーヴィニヨンを主体にしたロゼワインに、甘辛く煮込んだ角煮を合わせてみました。

はたして相性はいかに…！

◆スカラブローネ・ロゼ／グアド・アル・タッソ

イタリア トスカーナ ボルゲリ

3,300円(税込)

イタリアの老舗ワインメーカーがトスカーナの銘醸地ボルゲリで造るロゼワイン。

カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、メルロとシラーをブレンド。

畑は海岸付近に位置し、ブドウには爽やかなミネラル感がそなわります。

チェリーやザクロ、ブラッドオレンジなどの果実のアロマに、バラやベルガモットの華やかなニュアンス。

口に含むと、甘やかな果実味に生き生きとした酸味がアクセントを加える、明るくフレッシュなスタイルです。

角煮は、赤身の多い北海道産の豚肉を使用。

できるだけホロホロの仕上がりにしたかったので、3時間下茹でした後に、醤油とみりん、砂糖を加えてじっくりと煮込みます。

ぐつぐつと煮える角煮の匂いをかぎつつ、まずはワインだけで1杯！

グラスに注ぐと、橙がかった美しいサーモンピンクが目を引きます。

チェリーやオレンジのジューシーな香りとバラの華やかなアロマがふんわりと香り、

口に含むとボリューム感のある果実味が感じられます。

1番気に入ったのは、後味に残るラズベリーのような甘酸っぱい余韻！

あっという間に一杯飲んでしまいました。

30分じっくりと煮込んで、ようやく角煮が完成！

ワインと一緒にいただきます。

角煮の甘辛い味付けは、このワインのふくよかな果実味と相性抜群。

醤油ベースの味付けがワインのジューシーな果実味を引き立て、ワインのコクが肉の旨味を増幅させてくれます。

カベルネ・ソーヴィニヨン由来の程よいタンニンは余分な脂っぽさをさっぱりとさせつつも、脂の甘さを引き出してくれるので、角煮のような脂身の多いお肉料理と良いペアリングになってくれました♪

今回は角煮と合わせましたが、油淋鶏や牛肉の甘辛炒めなど、色々なお肉料理とのペアリングも楽しめそうなワインなのではないかと思います。

皆様もぜひ、お肉とロゼワインのペアリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

もうすぐ春ということで、お店にもたくさんのロゼワインをご用意しております。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。