春の訪れと共に、心華やぐロゼ・シャンパーニュを贅沢に楽しむ企画をご用意しました。今回は世界的メゾンが誇るプレスティージ・ロゼ3種を、グラスで少量ずつ飲み比べ出来るセットをご提供いたします。その造りの違いや味わいの個性を、グラス1杯の中で存分に体感いただけます。

■飲み比べのポイント

・ブレンド比率の違い：シャルドネ主体　vs　ピノ・ノワール主体

・発酵・熟成の違い：樽発酵の有無、瓶内熟成による香味の変化

・泡の質感：持続性、クリーミーさ

・香り味わいの方向性：芳香の違い、果実感、酸の強弱、アタックの強さetc.

■各キュヴェの魅力と醸造背景

●テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ・ロゼ 

品種：シャルドネ（約70% ）、ピノ・ノワール（約30％ ）

シャルドネ由来のミネラルと骨格を軸にした、しなやかで洗練されたスタイル。ステンレスタンクで一次発酵を行い、マロラクティック発酵を回避することで、ブドウ本来の酸とフレッシュさをキープ。8年以上の瓶内熟成を経て生まれる複雑味と緻密な泡立ちは、まさにテタンジェの真骨頂。残糖6~9g程

●ボランジェ・ラ・グランダネ・ロゼ

品種：ピノ・ノワール（約65%）、シャルドネ(約35%)

力強さと深みを備えた、熟成志向なロゼ。一次発酵は全てバリックの古樽で行い、8年以上の瓶内熟成。澱由来の旨味や酸化的ニュアンス（ナッツ、トースト）を強化したスタイル。マロラクティック発酵由来のバター等の乳製品のニュアンスに加えて、ドライハーブ、赤果実の豊かな香りが幾重にも重なる飲み応えのある味わい。残糖は7~8g

●ドン・ルイナール　ロゼ

品種：シャルドネを中心(約80%)、ピノ・ノワール(約20％) 

シャルドネの魅力を最大限活かした透明感に満ちた優美なロゼ。ステンレスタンクの低温での一次発酵によって生み出されるフレッシュな果実味と花の芳香に加えて、マロラクティック発酵由来のまろやかな口当たり。そして10年以上の瓶内熟成からもたらされる熟成由来のアロマ。ラズベリーやジャスミンのアロマをまとった繊細で透明感のある味わい。残糖5ｇ前後