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難しい年だったと言われているが、まるで北部地域での栽培を思わせる環境で果実成熟期を迎え、瑞々しい風味、優れたバランスとストラクチャー、過去数年のヴィンテージと比べるとクラシカルで美麗。熟成とともにこれまでにない複雑な風味を期待できる楽しみもある。光沢を放つ外観は紫がかった深みのあるスカーレット。若いのはもちろんだが、香りは濃厚でエレガント。カシスリキュールやブラックベリーのアロマ、アイリスのような上品な花香、スパイスや杉のニュアンスも。アタックから甘美で濃厚。果実の瑞々しい旨味と豊富なタンニン、どれをとっても優れたバランスを持った印象。一言で言ってしまうと正に「質実剛健」。
レビュー全文を見る2024.06.12
20年ヴィンテージを頂きました。まだ硬いのかな?と思っていましたがそんなことはありません。カシスやブルーベリージャムに巨峰。スミレにインク。リコリス、バニラの甘い香り。グラスに少し注いだだけなのに自分の周りの空気がぶどうの甘い香りに包まれます。その香りに圧倒されました。しっかりと身の引き締まった肉厚なタンニン。シルキーな飲み口がフルボディなのに重さを感じさせることなく、ほんのりビターでフルーティーな余韻が長く続きます。まるで眼の前に収穫したぶどうがたくさんあるかのような感覚を覚えました…!
レビュー全文を見る2024.02.15
2020年は評価も高く、注目の高いヴィンテージなので私もとても楽しみでした。赤系果実のニュアンスにキャラメルやカカオも感じられました。ふくよかなのに締まりけもあり、タンニンはとても滑らか。2019年で感じられた旨味が2020年は少し柔らかいものに感じられました。やはり新ヴィンテージも何本かストックしておきたいと思うような素晴らしい1本です。
レビュー全文を見る2023.07.05
「美味しすぎる…」口に含んだ瞬間に全てを忘れるほどの幸福感に包まれました。私がいただいた19年ビンテージは早飲みビンテージとも言われ、リリース直後にもかかわらずしっかりとした香りや味わいを楽しむことができます。カシスの果実感からスミレや薔薇、白い花のエレガンスな印象、余韻にはほのかなヴァニラのニュアンスが非常に長く続きます。正直なところ、ここまで長い余韻を楽しめるワインに出会ったことはありません。当然底知れぬ熟成のポテンシャルも感じられ、10年、20年後が楽しみな一本でもあります。全てのワインラヴァーの皆様へ、ぜひ飲んでいただきたい一本です。
レビュー全文を見る2022.08.15
毎年エチケットのデザインが変わるので、コレクションされている方も多いかと思います。2019年は偉大さを感じるヴィンテージと思います。果実味と酸、タンニンのバランスが非常に良く、口当たりの良さも抜群です。パフォーマンスの良さを考えると複数本ストックして置くのも良いと思います。今も楽しめますが、数年後が楽しみなヴィンテージです。
レビュー全文を見る2022.06.09
12年ヴィンテージを飲みましたが、言葉を失ってしまい、しばらくの間目を瞑って、その素晴らしさに浸ってしまいました。12年だったのでまだ若いフレッシュ感と香りの開きがゆっくりでしたが、時間をかけていくうちに、扉の向こうに隠れていた、濃厚な果実味や、綺麗な酸、洗練されたタンニンが次から次へと顔を出しました。今買うならワインだけでじっくり時間をかけて飲んで、熟成させるならさらに10年寝かせると至極のワインへと変化していくと感じました。
レビュー全文を見る2022.04.08
蜜たっぷりのサツマイモ、栗のペーストが煮詰めたベリーのアロマと交わります。若いヴィンテージなのにしっかりと香りが取れ、熟成させなくても良いのでは?と思ってしまうほど!1級シャトーの凄さです。 味わいは、香りに加え、クリーミーなニュアンスが加わります。甘みから酸味へのしなやかなシフト。暑いヴィンテージですが、酸がワインをしっかりと支えており、飲み疲れません。後半から一気にアルコールの熱が広がり、ジワジワと暑さを感じますが、とても心地が良い感じです。 余韻には焼き栗の芳ばしいニュアンス。普通のワインからは感じられないアロマです。これを毎日飲めたらなぁと、ため息が出てしまいます。
レビュー全文を見る2021.10.26
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。