ワインの開け方講座
目次
02. スパークリングワインの開け方
スパークリングワインは、コルク栓の赤ワインや白ワインと違い、ソムリエナイフなどの特別な道具は必要ありません。
しかし、スパークリングワインは事前にしっかりと冷やして、静置しておかないと開けた際にコルク栓が勢いよく飛び出してしまいます。
そのため、今回はスパークリングワインの開け方について、2ステップに分けて説明をします。
最初のステップは「事前準備」です。
大きくは以下の三つのポイントを意識して準備しましょう。
これらを守ることができれば抜栓後の噴きこぼれを防ぎ、安全に開けることができます。
一つ目は、事前にしっかり冷やすことです。冷蔵庫で冷やす場合は飲む3~4時間前に入れて冷やしておきましょう。
二つ目は、ボトルを静置し、可能な限り振動や衝撃を与えないことです。
スパークリングワインを開ける前に、どこかにぶつけてしまったりした場合は、炭酸ガスを落ち着かせるために、しばらくの間ボトルを静置してから開けるようにしましょう。
三つ目は、周りに気を付けることです。コルク栓を開けた時に、コルクが勢いよく飛び出して何かにぶつかる恐れがあります。そのため、できるだけ周りに何もない安全な場所で開けるようにしましょう。
次のステップのスパークリングワインの開け方について、画像とともに文章でも記載します。
しかし、イメージがつきにくい場合は、こちらの動画もご確認ください。
スパークリングワインは、以下の手順で開けます。
①キャップシールを剥がす
②留め金を緩める
③ボトルを回す
④コルクを斜めに抜く
まずは瓶口部分から切り取り線にそってキャップシールを剥がします。
突然コルクが飛び出す恐れがあるため、心配な場合はコルクに布などを被せ、上から親指で押さえながら留め金を緩めていきます。
コルクを片手でしっかり押さえたまま、もう片方の手でボトルの底を持ち、コルクではなくボトルをゆっくり回していきます。
ガスの圧力で少しずつコルクが上がってくるので、親指でコルクを斜めに押して傾けることで、隙間からゆっくりとガスを逃がしていき、コルクをゆっくりと外します。
ポイントとしては、③のボトルを回してコルクを抜いているときに、コルクを押さえる力を緩め過ぎないようにしましょう。
ここで力を抜くと、一気にコルクが上がり大きなポン!という音と共にコルクが勢い良く飛び出します。
飛び出したコルクが何かに当たると危険な上、大きな音は落ち着いたお祝いの場などにはふさわしくありません。
コルクが少しずつ上がってくる間も指でしっかりと押さえておくことで、大きな音を立てずスマートに開けることができます。
■スパークリングワイン抜栓前の主な二つの準備
①事前にしっかり冷やすこと
②ボトルを静置し、可能な限り振動や衝撃を与えないこと
■スパークリングワインの抜栓の手順
①キャップシールを剥がす
②留め金を緩める
③ボトルを回す
④コルクを斜めに抜く
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。