なぜ世界でロゼワインがブームに?講座
目次
01. なぜ世界でロゼワインがブームに?
近年、世界的にロゼワインがブームになっています。
例えば、ワインの本場のフランスでは、国内消費量におけるタイプ別ワインのシェア率で、2000年代にはロゼワインが白ワインを抜いて第二位となり、そのシェア率は2020年時点でも続いています。
また、アメリカでは、ミレニアル世代(1980年代から1990年代にかけて生まれた世代)を中心にロゼが人気を博しています。
このように世界的にロゼワインが人気になっていると考えられる主な理由は二つ挙げられます。
一つ目は、幅広い料理に合わせられるためです。
白ワインのフレッシュさと赤ワインの渋みを併せ持つロゼワインは、その特徴から軽めの前菜から白身の肉料理まで合わせられるのです。
二つ目は、色がきれいなためです。
ロゼワインの色は鮮やかできれいなため、ワインが好きな若者の間では非常に人気となっています。
世界ほどではありませんが、日本では少しずつロゼワインが広まって来ています。
しかし、日本では過去に甘口のロゼワインがブームとなった時期があり、今でも「ロゼワイン=甘口」とイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実は現在のロゼワインの主流は辛口です。
辛口であることで様々な料理に合わせることができ、またお値段が他のワインよりリーズナブルなため、甘口のイメージをお持ちだった方は、ぜひ辛口のロゼワインもお試しください。
日本では春のお花見の季節に桜にちなんで飲まれることが多いですが、海外では夏場にしっかり冷やしたロゼワインが飲まれています。
例えば、南フランスのプロヴァンス地方は、リゾート地として有名な地であり、夏場は海辺などで冷えたロゼが楽しまれています。
そのため、春の時期だけでなく、日本でも夏場のバーベキューのお供として、また前菜から軽めのメイン料理(豚肉や鶏肉を用いた料理など)まで幅広く合わせることができるのでペアリングのワインとして、また色みが華やかなため持ち寄りのワイン会の持参としてなど、ロゼが活躍できるシーンは沢山あります。
今まであまりロゼワインを試されたことがない方は、一度ロゼワインをお試しください。
■海外のロゼワインブーム
・フランスではタイプ別消費量のシェア率ロゼワインが第二位
■海外でロゼワインが人気の三つの理由
・幅広い料理に合わせられるため
・色がきれいなため
■日本でのロゼワイン
・日本では「ロゼワイン=甘口」のイメージがあったが現在の主流は辛口
■ロゼワインの楽しみ方
・お花見、バーベキュー、ワイン会への持参などさまざまなシーンに活躍
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。