ブショネってなに?講座
目次
01. ブショネってなに?
ブショネという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ブショネとは、天然のコルクが汚染されたことによって、そのコルクで栓をしたワインがカビや湿った段ボールのような香りや風味がすることです。
ちなみにブショネの由来は、ワインのコルク栓を「ブション」と呼ぶことから来ています。
レストランでソムリエがワインを抜栓する際に、コルクの香りを取る仕草を見たことがあるかもしれませんが、それはブショネかどうかをコルクから確認しているのです。
ブショネはワイン業界の中でも悩みの種であり、天然のコルク栓を使ったワインのおよそ2~5%の確率で発生するといわれています。
そのような理由もあり、近年ではブショネを防ぐために「スクリューキャップ」を用いたワインや、ブショネが少ない「圧縮コルク」と呼ばれる砕いた天然コルクの粒を洗浄し、その粒を圧縮して固めたコルクを用いるワインも増えて来ています。
ブショネの中には、気がつくことが難しいほどのかすかな場合から、はっきりとしたカビのような香りがするものまで幅広くあります。
万一、そのようなワインに出会った際は、レストランでは一度ソムリエに相談してみましょう。
ソムリエも基本的にチェックはしていますが、万一の際は交換してくれるかもしれません。
また、お店で買ったワインを自宅で開けてブショネと感じた際は、そのワインの中身の液体とコルクを捨てずに取っておき、まずはお店に電話などで相談してみましょう。
場合によっては購入店舗にそのワインを持参し、ブショネと認められた場合は、交換対応をしてくれることもあります。
■ブショネとは
・コルクで栓をしたワインがカビや湿った段ボールのような香りや風味がすること
・天然のコルク栓を使ったワインのおよそ2~5%の確率で発生
・近年ではブショネを防ぐために「スクリューキャップ」や「圧縮コルク」も使われる
・万一、レストランやお店でそのようなワインに当たったらソムリエやお店に相談する
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