ブラックフライデー

スペイン・ワインの至宝「ベガ・シシリア」

スペインが誇るワイン産地、リベラ・デル・ドゥエロに位置するトップクラスのワイナリー、ベガ・シシリア。フランスからの外来品種とテンプラニーリョを独自にブレンドしたワインがバルセロナ万国博覧会で金賞を獲得したことで一躍有名となり、近代スペインワインを代表する存在となりました。

目次

スペインワインを索引してきた先進的ボデガ

スペインを代表するワイナリーのひとつ、ベガ・シシリアは、マドリッドの北方に広がるワイン産地、リベラ・デル・ドゥエロに位置しています。1864年、ボルドーでワイン造りを学んだリビオ・ルカンダ氏が、フランスからボルドー品種3種をリベラ・デル・ドゥエロの土地に植えたことが歴史の始まり。その後1868年、息子のエロイ・レカンダ氏が「ボデガス・ベガ・シシリア」としてワイナリーを創設しました。


3種の外来種にテンプラニーリョ(別称 ティント・フィノ)を加えた独自のブレンドのワインは、当初友人のためだけにごく少量しか生産されていませんでした。しかし、1929年バルセロナで行われた万国博覧会で金賞を獲得したことで、ベガ・シシリアの名声は一挙に世界中に知られることに。1950年代には初めて、リベラ・デル・ドゥエロの原産地呼称のワインに認定され、近代スペインワインをリードする存在となったのです。


その後マドリードを本拠とする企業グルポ・エウレンの創業者、ダビド・アルバレス・ディアス氏がこのワイナリーを買い取りました。アルバレス・ディアス氏は資本を投入し、品質を向上させることに成功。近代的なワイン造りの技術を取り入れながらも、あくまでもクラシックな古き良きスペインワインの味わいを守り続けています。

ベガ・シシリアが擁するワイナリー

スペインが誇るトップクラスのワイナリー「ボデガス・ベガ・シシリア」

スペインの高級ワイン産地、リベラ・デル・ドゥエロに位置するトップクラスのワイナリー、ベガ・シシリア。彼らのワイン造りで、特に注目すべき点は、「過酷な環境」、「収量の低さ」そして「熟成の長さ」です。畑は標高700~800mに位置しており、激しい寒暖差と痩せた土壌であることが特徴。この過酷な環境で栽培することで、逞しいブドウの樹を育て、素晴らしく凝縮した果実を実らせています。


ウニコにおいては、木製タンクにてマロラクティック発酵後、通常の条件であれば、さまざまなタイプの木樽にて6年間、ボトルにて4年間、合わせて10年間にも渡る長期熟成を実施。そうして出来上がるワインは、色合いからして濃厚で、凝縮した果実のアロマと蜂蜜の様な、刺激的で甘みのある独特なスタイルに仕上がります。風格と威厳を備えたその堂々とした佇まいから、国内外から高い評価を受ける1本です。

リベラ・デル・ドゥエロの個性を表現する、「ボデガス・イ・ビニェドス・アリオン」

アリオンはベガ・シシリアのオーナーであるアルバレス家が、1991年にベガ・シシリアの本社がある土地からわずか15km離れた場所に立ち上げたワイナリー。自社ブドウ畑のすぐそばにあるワイナリーを買い取り、「ボデガス・イ・ビニェドス・アリオン」として設立しました。使用するブドウはウニコとは異なり、ティント・フィノ(テンプラニーリョ)のみ。リベラ・デル・ドゥエロを取り巻くテロワールや個性を表現することを目的としています。


総面積130haの畑はテラス状になっており、粗い砂質と石英を多く含む層が交互に現れる堆積土の土壌で構成されています。水はけの良い土質ながら、土壌内にはブドウの生育に必要な水分や栄養素が蓄えられていることで、ブドウは十分に成熟。手摘みで収穫後、フレンチオークの新樽を使用し熟成が行われます。造られるワインは、溢れるのような果実味と熟成による複雑性を持ち合わせた味わいに。滑らかでエレガントなスタイルをお楽しみいただけます。

伝統と革新の融合を目指す「ボデガス・ベンジャミン・ド・ロスチャイルド&ベガ・シシリア」

こちらのワイナリーは、メドック格付け第一級シャトー・ラフィット・ロスチャイルドを擁するロスチャイルド家の一員、ベンジャミン・ド・ロスチャイルド氏とベガ・シシリアが起こしたジョイントベンチャー。1950~60年代に造られていたようなクラシックなリオハワインのスタイルを目指してワイン造りを行っています。


リオハは世界中にその名を轟かす伝統的なスペイン随一のワイン産地。大西洋気候と地中海気候の2つの気候が混ざり合うため、気温は年間を通して温暖でブドウ栽培に適しています。リオハの伝統品種テンプラニーリョを使用する一方で、熟成にはフレンチオークを採用したモダンなワイン造りが特徴。こうして造られるワインは、食事に合わせてもお楽しみいただける、洗練したスタイルが特徴です。

ベガ・シシリアが見出した奇跡のテロワールを持つ「ボデガス・イ・ヴィニェドス・ピンティア」

ベガ・シシリアが2001年に世に送り出した、トロで唯一造られるワインが「ピンティア」です。生産地のトロは、ベガ・シシリアの本拠地リベラ・デル・ドゥエロから、ドゥエロ河を60km下流に下った場所に位置。海抜が低く寒暖差が激しい気候でブドウの成熟が早いため、濃厚な果実味とアルコール度数の高いワインが造られる、独自のテロワールを有しています。


そんなトロの持つ潜在的なポテンシャルに、いち早く着目したのがベガ・シシリア。アルコールの高さや力強さだけが目立つワインも多い中、凝縮感、力強さはそのままに、洗練されたエレガントなスタイルのワイン造りに挑んでいます。仕立てられるワインは、濃密でボリューム感のある果実味、上品できめ細かいタンニンが特徴。ボルドーのグラン・ヴァンを連想させるような仕上がりが魅力です。

ベガ・シシリアが手掛ける全ラインナップ

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