ブラックフライデー

ボルドー随一の緻密さとエレガンス『マルゴー』

格付け第1級であるシャトー・マルゴーを筆頭に、世界のワインラヴァーを魅了し続けるアペラシオン、マルゴー。一般的にマルゴーのワインは「女性的」=「ソフトなワイン」と思われがちですが、実はその本質は芯が通った凛としたしなやかな強さを備えています。ボルドー随一の香り高さと柔和さ、そして堅牢さとエレガンス。これら相反する要素が一体となって生み出される美酒こそが、マルゴーアペラシオン最大の魅力です。

ボルドー随一の格付けシャトーを有するアペラシオン、マルゴー

メドックの最も南、ジロンド河の上流に位置するアペラシオン、マルゴー。このアペラシオンは、マルゴー村、スーサン村、カントナック村、ラバルド村、アルザック村の5つの村にまたがります。面積はメドックの9%にあたる1,350ha。全79の生産者のうち、21シャトーが格付けという、ボルドーで最も多くの格付けシャトーを有するアペラシオンです。

マルゴー

マルゴーの特徴は、メドックの中でも温暖であること。さらに土壌の種類が他のアペラシオンよりも多いことがあげられます。土壌は、砂、粘土質、石灰質、砂利質の4種類があり、さらに砂利だけにおいてもシャトー・マルゴーの場合、白、灰、黄色、赤、黒といった豊富な色調があります。砂はアルザック村やスーザン村に多く見られ、粘土質はラバルド村、マルゴー村とカントナック村には砂利が多く、格付けシャトーのほとんどがこの2つの村に集中しています。

堅牢さとエレガンスが一体となって生み出される美酒

砂利が多く、表土が浅いマルゴーはカベルネ・ソーヴィ二ヨンの栽培に最も適したアペラシオンであり、シャトー・マルゴーの元支配人、故ポール・ポンタリエ氏曰く、「マルゴーの基本は、カベルネ・ソーヴィ二ヨンの偉大さにあり。」と述べていたほどです。マルゴーの華やかさを生み出すには、この上質なカベルネ・ソーヴィ二ヨンの存在は必要不可欠となります。若いうちは味わいに骨格を与え、熟成を経るにつれて、より繊細できめ細かいタンニンと妖艶なアロマを生み出します。

ブドウ

一方、マルゴーではメルロの比率が多いのもまた事実。それは、メドックでは例外的に、石灰質土壌が存在することが関係しています。石灰質土壌は、ワインに伸びのあるキリッとした酸やタイトなタンニンを与え、特に石灰質土壌に植えられたメルロは、気品ある構造や余韻を与えてくれます。


また、マルゴーのシャトーの多くは、畑の区画が異なるエリアに分散しているのも特徴。複数の村にまたがる様々な土壌タイプが組み合わさることでマルゴー特有の複雑味が現れ、堅牢さとエレガンス、これら相反する要素が類まれなるレベルで一体となって生み出されるのです。

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