ワインは数千年もの歴史を持つお酒です。ファッションや音楽に流行があるように、ワインも時代の流れとともに変化を続け、魅力はますます広がっています。
そんなワイン事情に敏感ないまどきスタッフが集まり、ベテランスタッフと語らいます。
第1回のテーマは、昨今、日本でもブームとなりつつある「ナチュラルワイン」。農薬や化学物質を使用せずに栽培したブドウを使って造られるワインのことで、できる限り人の手仕事によって仕立てられます。
街中のレストランやバーにはナチュラルワイン専門店も増え、Instagramのハッシュタグ(#ナチュラルワイン)の投稿数は50万件(※2023年7月現在)とブームであることが伺えます。
そんなナチュラルワインの楽しさや魅力、選び方をエノテカスタッフに訊きました。
スタッフプロフィール
左から
中村有花
リテール戦略部 クリエイティブ課
幡ヶ谷、神泉、鎌倉など、ナチュラルワインのお店を巡り歩くのがマイブーム。1番のお気に入りワインはコスタ・ディ・ラの「モツ」。一口で惚れ、ケース購入しました。日頃は凝った料理を作らないので、素朴な料理にも相性抜群で気軽に楽しめるナチュラルワインにハマっています。
中井りさ
リテール 戦略部 マーケティング課
5年前からナチュラルワインの魅力に目覚め、頻繁に飲むようになりました。映画鑑賞が趣味なので、ワインに関する映画もよく観る中で、ナチュラルワイン生産者を追ったドキュメンタリー映画「ワイン・コーリング」を観て、ますます興味を持つように!自由で個性的なラベルから味わいを想像して選ぶのが楽しく、日常的にナチュラルワインを楽しんでいます。
尾渡右京
通販事業部 自社サイト企画課
ナチュラルワインに求めるものは「未知との遭遇」。固有品種など珍しいブドウを使用したものが好きで、見かけたらとりあえず買って飲んでいます。クリーンな味わいだと、リピートすることも!地元のワイン屋さんや知人からおすすめワインを紹介してもらい楽しんでいます。
ナチュラルワインのはじめの一歩
―まずはナチュラルワインにハマったきっかけを教えてください。僕がナチュラルワインを知った、十年くらい前はポジティブなイメージばかりではなかったんだけど、みんなはどうなのかな?
中井
私は最初から良い印象でした! 5年くらい前(2018年頃)ですかね、東京に遊びに行ったときに行ったレストランがナチュラルワインしか置いていないお店だったんです。 それまでもそういった造りのワインを飲んでいたのかもしれないですけど、ちゃんと意識してナチュラルワインを飲んだのは初めてで、何種類か飲んで「美味しい!」と思いました。 それから地元に戻ってもナチュラルワインのお店を探すようになっていきましたね。
中村
私はナチュラルワインを飲む前は “無濾過のワイン”という認識で、なんとなくの先入観で飲みにくい印象でした。 そんなイメージがあったんですけど、お店でナチュラルワインを飲んだらハマっていきました。 2021年くらいからナチュラルワインとのペアリングを楽しむお店が増えてきたと思うんです。 ミーハーなので(笑)、話題のお店には行きたくって。それで神泉(東京)にあるお店に行ってナチュラルワインとおでんのペアリングを体感しました。
中井
今日、私も神泉のナチュラルワインのお店に行きます!
中村
そうなんですね!神泉、ナチュラルワインのお店、多いですよね。 私はそこで和食との相性の良さに驚いて、ナチュラルワインの印象が変わりました! 和食ならではの出汁の風味とナチュラルワインがよく合っていました。ワインで言う「出汁っぽい」ってこれか!と感動しましたね。 せっかくの機会なので、皆さんのお気に入りのお店やワイナリーなど教えてほしいです!
尾渡
僕は滋賀県にある「ヒトミワイナリー」がおすすめです。大学時代は関西圏に住んでいたので、ワイナリーにも行ったことがあるんです。 それまで特にナチュラルワインに印象を持っていなかったんですけど、ここで買ったワインから興味を持つようになりました。
中井
私もヒトミワイナリー、行ったことある!
尾渡
美味しいですよね!無濾過のにごりワインを造っているんですが、初めて買った時にちょっと失敗しちゃって(笑)
中村
失敗?
尾渡
スパークリングワインを買ったんですが、冷蔵庫で1日置いて、さぁ飲もう!と思ったら盛大に噴きこぼしました。よくよくホームページを見たら「澱が沈むように3日間くらい立てて保管してから抜栓してください」と書いてあったんですが……(笑) その失敗をしてからナチュラルワインって他のワインとなんかちがう!面白い!と興味を持つようになりました。 噴きこぼしてしまったんですが、美味しかったのでそこからいろんなナチュラルワインを飲むようになりましね。中村さんも好きな感じのワインだと思いますよ!
中村
そうなんですね!チェックしてみます。飲むときはしっかり3日立てておくようにします!
変化も違いも楽しさの一つ
―普段からナチュラルワインをよく飲むの?
中井
そうですね。ナチュラルワインはなんとなく飲んだ時にスッと体に馴染む感覚があって。軽やかな味わいのものも多く、飲み疲れしないので毎日でも楽しめます。
中村
わかります!私も和食の日はナチュラルワイン一択です。 初めてナチュラルワインに感動した時もそうだったように、和食との相性の良さがナチュラルワインの魅力の一つだと思っています。 中華、エスニックにも合いますよね。おすすめのペアリングってありますか?
中井
私は、何にでも合わせやすいと思っています。なので、本当にいつでも何にでも合わせて飲みます。 それは食事と合わせなくても、お風呂上りの1杯とかそういったシーンでも気軽にパッと開けて飲みますね。
―他にはどんな魅力があるのかな?
尾渡
ボトル1本でいろんな面を楽しめるところです。開けてすぐの時とボトルにワインが少なくなってきた時とでは味わいが違ったりします。 むしろ違うことが多いです。それも魅力ですね。
中井
私もそれ思います! 普通のワインだと開けてから3日くらいで飲み切るんですけど、ナチュラルワインだと1週間後に飲んでもまた変わって美味しくって!
中村
えーすごい!
中井
まあ、人によっては酸化しすぎてもうダメと思うかもしれないですけど、逆に果実味を強く感じることだってあるし、私はその変化も楽しいなと思います。
中村
けど私、その変化で失敗したこともあります(笑) 開けたてがめちゃくちゃ美味しくて、ゆっくりじっくり飲んでいたら、1時間くらいでもう香りも何もせず、澱と相まって泥みたいなワインになってしまいました(笑) でも変化や違いを感じられるのもナチュラルワインの楽しさだとは思います。お気に入りのナチュラルワインはケース買いしているんですが、同じワインなのにボトルごとの差が大きいんですよね!
―確かに、ナチュラルワインは変化がダイナミックですね!
ナチュラルワインの選び方
―そんな変化も違いも激しいナチュラルワインだけど、どうやって選べばいいかな?
尾渡
お店の人に尋ねる、これが1番だと思います。 ナチュラルワインって使っている品種も珍しいものが多いですし、造り方も独特で、自由なワイン。だからこそ、飲んだことのある方の感想やレコメンドがないと選ぶのは難しいかもしれないですね。
中村
私がナチュラルワインにハマるきっかけになったのも店員さんの力が大きいです。 エノテカに勤めていた先輩が退職後、幡ヶ谷(東京)にあるナチュラルワインのお店で働いていて、遊びに行ってはおすすめを買って帰っています。
中井
私もお気に入りのお店が地元にあって、そこで出会ったオリヴィエ・コエンという生産者が大好きです! じんわりと体に広がっていくような、今までに体感したことのない感動を味わいましたね。 普段は同じワインをリピートして買うことはあんまりないんですけど、その生産者のワインだけは何度も買っています。
尾渡
あとはジャケ買いもしますよね?初めて行くお店はどうしても店員さんに聞くのを躊躇ってしまうので(笑)
中井
ジャケ買いします!可愛らしいラベルや印象的なデザインも多いので、それを見ているだけでも楽しいです! そんなところも若い人に受けている理由かもしれないですよね。ボルドーやブルゴーニュのワインのラベルももちろん素敵ですけど、何が書いてあるのかわかんないという声もよく聞きます。
中村
確かに、ナチュラルワインはポップでおしゃれなイラストなので手に取りやすいかも!こういうイラストだからこんな味わいなのかなぁって想像するのも楽しいです。 皆さんから今日聞いたワイン、早速飲んでみます!
中井
私も!
尾渡
やっぱりおすすめしてもらえるとうれしいし、楽しさが広がりますね!
まとめ
ナチュラルな造りをしたワイン、ナチュラルワイン。定義も不明確なうえにその魅力は無限大です。
ラベルのデザインからワインを飲み切るまで、ボトル1本余すことなく楽しめること。難しい知識がなくても、とりあえず飲んでみて感じたままに楽しめること。
その出会いはまさに一期一会です。開けてみないと分からないちょっとしたスリルも楽しい魅力の一つ。
いまどきスタッフの話からナチュラルワインの楽しさが広がりました。
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