夏に食べたくなるうなぎ。うなぎにはビール?日本酒?いえいえ、ワインも合うんです!
2024年の夏の“土用の丑の日”は7月24日(水)と8月5日(月)です。
土用の丑の日を前にうなぎに合うワインをおさらいしておきましょう。ぜひ試してみてください。
うなぎとのペアリングのポイント
ワインと料理を合わせる簡単な方法は、ワインがもつ香りや味わい、質感といった要素と共通の要素をもつ料理を合わせること。
例えばうなぎの場合、調理方法は蒲焼きと白焼きに大きく分けられますが、蒲焼は甘辛いタレとスパイシーな山椒、香ばしい風味が特徴的。対して白焼きは、ふっくらとした身が特徴的です。
それぞれの特徴を一つでももっているワインを合わせれば「うなぎペアリング」の完成です。
例えば上のイメージのように、赤ワインは種や皮と一緒に醸造するためスパイシーなアロマが特徴的。タレを使った蒲焼には赤ワインが合わせやすいと言えます。
うなぎと合わせて飲みたいワイン3選
蒲焼と白焼き。それぞれの特徴に合わせてピッタリなワインをご紹介します!
また、どちらの調理法のうなぎにもマッチする万能ワインもご提案します。
うなぎの定番!蒲焼にはスパイシーな赤ワインを
うなぎの王道と言えば蒲焼。ふっくら焼いたうなぎと、少し焦げたタレと山椒のハーモニーが何とも言えない美味しさです。
蒲焼に合わせるキーワードは“甘み”、“スパイシーさ”、“香ばしさ”です。
そこでおすすめなのがこちらの「ドメーヌ・ド・ヴィルマジュー・コルビエール・ブートナック」。南フランス、ラングドック・ルーションで造られる赤ワインです。
南仏を代表するブドウ品種、カリニャン、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードルをブレンド。南フランスらしい熟した甘みのある果実味と、スイートスパイスの香り。そして新樽による香ばしいニュアンスもあり、タレの甘みや蒲焼ならではの香ばしさと見事な相性を見せます。
ドメーヌ・ド・ヴィルマジュー・コルビエール・ブートナック
赤
リッチ&グラマー
輝かしい実績を誇る南仏ヒットメーカーが、南仏を代表する4種のブドウで仕立てる赤ワイン。果実の旨味とスパイシーさが広がる、コスパ抜群の1本。 詳細を見る
4.2
(134件)2022年
2,970 円
(税込)
白焼きには上質なシャルドネ
白焼きの魅力といえば、ふっくらとした脂の乗った身の美味しさをじっくりと味わえるところ。
ワインも同じくふっくらとした質感を感じる白ワインを合わせてみましょう。
厚みのあるふっくらとした果実味と1本芯の通ったミネラル感。広がりのある味わいが、白焼きの繊細かつ奥深い旨味をしっかりと受け止めてくれます。
ムルソーのスペシャリストとして名高いコント・ラフォンが、マコンの地で手掛ける「マコン・ミリー・ラマルティーヌ」は、贅沢な白焼きのお供におすすめしたい1本です。
マコン・ミリー・ラマルティーヌ
白
エレガント&ミネラリー
ムルソーのスペシャリストとして名高いコント・ラフォンがマコンの地で手掛ける単一畑。高い標高がもたらす美しい酸味と引き締まった後味が魅力。 詳細を見る
4.0
(10件)2022年
5,830 円
(税込)
蒲焼も白焼きもこれ1本!ロゼスパークリング
白焼きも蒲焼も両方食べたい!という人におすすめなのはロゼスパークリングワイン。
ワインジャーナリストの山本昭彦氏も「うなぎの蒲焼がこんなにシャンパンに合うとは。」(『おつまみワイン100本勝負』朝日新聞出版/山本昭彦)と、絶賛しているように、脂の多いうなぎには、きめ細かい泡で脂を断ち切ってくれるスパークリングワインもおすすめです。
ただでさえ価格が高騰しているうなぎに、ロゼシャンパンを合わせるなんて贅沢はなかなかできないので、ここはコスパ抜群のスパークリングワインを合わせましょう!
こちらの「モノクローム クレマン・ド・ブルゴーニュ・ロゼ」は、ピノ・ノワール100%で造られるロゼスパークリングワインです。うなぎ自体は白身の魚ですが、タレや山椒にはスパイシーさもあり、それがピノ・ノワール由来の赤系果実やスパイスの香りとマッチします。
また、瓶内二次発酵のスパークリングならではの焼いたパンのような香ばしさもあり、これが炭火焼きしたうなぎとよく合います。乾杯からメインまで、1本で通せるのもスパークリングワインの良さですね。
まとめ
試してみたい組み合わせはありましたか?
うなぎとワインを合わせていつもと違った土用の丑の日を過ごしてみてはいかがでしょうか?定番化すること間違いなしです!
新たなペアリングの発見を楽しんでみてください。