パリゴ&リシャール PARIGOT&RICHARD
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フランス ブルゴーニュ
クレマン・ド・ブルゴーニュ発展の立役者
シャンパーニュに劣らぬ美味しさと親しみやすい価格で、今や泡好きの常識となっているスパークリングワイン、クレマン・ド・ブルゴーニュ。パリゴ&リシャールはクレマン・ド・ブルゴーニュというA.O.P.が制定される以前からスパークリングを造り続ける老舗です。エノテカでの取り扱いは10年以上。コストパフォーマンスの高さでスタッフにもファンが多い人気生産者です。
クレマン・ド・ブルゴーニュとは
世界屈指の銘醸地ブルゴーニュ産のブドウから造られるスパークリングワイン。ワインの質の高さに加え、泡の強さとアルコール度数を低めに抑えた優しくエレガントな味わいが特徴です。
・シャンパーニュ製法(瓶内二次発酵)で醸造
・リリースまでに最低でも9ヵ月の瓶内熟成。
・ガス圧:3.5気圧以上(シャンパーニュ:5気圧以上)
・最低アルコール度数10%以上(シャンパーニュ11%以上)
・使用可能品種【赤:ピノ・ノワール、ガメイ、ピノ・グリ】
・使用可能品種【白:シャルドネ、アリゴテ、ピノ・ブラン、ムロン、サシィ】
スパークリングワインのみを造り続ける、クレマン発展の立役者
パリゴ&リシャールは、1907年にエミール・パリゴ氏がサヴィニー・レ・ボーヌに設立した老舗ドメーヌ。ブルゴーニュ産の良質なブドウから発泡性ワイン(ブルゴーニュ・ムスー)を自社元詰めで造ったことから始まりました。創業後まもなくして愛娘ルイーズ氏と彼女の夫であるガストン・リチャード氏が事業に参加。1920年にはジャロン通りにワイナリーを設立しました。
現在の社名であるパリゴ&リシャールとなったのは1952年にエミール氏の孫であるベルナルド氏とギュイ氏が加わった頃。エミール氏が亡くなった後も、二人は意思を引き継ぎブルゴーニュ・ムスーの発展に尽力しました。その甲斐もあって、1975年に伝統製法で造られるブルゴーニュ産のスパークリングワインは「クレマン・ド・ブルゴーニュ」としてアペラシオンに認定。
現当主はベルナルド氏の孫である5代目グレゴリー氏が継承しています。グレゴリー氏は「ブドウ栽培者として5代目を継ぐことは、自分たちの持つテロワールとそれらの環境をリスペクトする機会をもらったと感じている。クレマンを造っていくということは、その責任をずっと背負っていかなければならないが、それら全てが喜ばしいことである。」と語っています。パリゴ&リシャールは長年培われてきた伝統を守りながら、クレマン・ド・ブルゴーニュを仕立て続ける数少ない生産者なのです。
手間をかけて仕立てる高品質のクレマン・ド・ブルゴーニュ
パリゴ&リシャールでは総生産量の約65%を自社畑でまかなっています。コート・ドールに産地を限定し、シャンボール・ミュジニーからシャサーニュ・モンラッシェまで総面積12haの畑で採れたブドウを使用。各区画は理想的な日照条件に恵まれた南または南東向きで、深い石灰岩の下層土によるエレガンスを備えています。多くのクレマン生産者がコート・シャロネーズやマコンからブドウを買い付ける中、より上質なコート・ドールのブドウにこだわり、ワインを仕立てているのです。
パリゴ&リシャールの仕事ぶりは職人技とも言うべきほどに丁寧。ブドウは機械を使わずに手作業で収穫し、摘み取ったブドウを果実の重みでつぶれてしまわないように底の浅いパレットに小分けにして運びます。異なる区画から収穫したブドウは別々に醸造。クレマン・ド・ブルゴーニュで定められている9ヵ月の規定を大きく上回る、24~60ヵ月の瓶内熟成を経てリリースされます。さらに驚くべきことに、ルミアージュ(動瓶)は未だに職人の手によって行っているのです。
ルミアージュとは、瓶詰め後やや下方に傾けたボトルを毎日1/8ずつ回すことによって澱を瓶口に集める作業。最近では職人も減り、シャンパーニュであっても最高級のものでないと人の手によって行われていません。このようにこだわり抜いた品質に対して、まさにコストパフォーマンスが高いと言える価格。パリゴ&リシャールのキュヴェは他に類を見ない品質の高さを誇るクレマン・ド・ブルゴーニュとして愛されているのです。
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