シエナでレストランを経営していたジャンニ・ブルネッリ氏が、かつて父親が所有していたモンタルチーノの畑を1987年に買い戻し、妻ラウラ氏とワイナリーを創業。この地の自然を愛し尊敬する強い思いを持っていた夫妻は、創業時より有機栽培に取り組んできました。彼らのワインは高く評価されており、2016年ヴィンテージのブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、ワイン・アドヴォケイトにて100点を獲得しております。

ジャンニ・ブルネッリは、シエナで人気のレストランを経営していたジャンニ・ブルネッリ氏が、かつて父親が所有していたモンタルチーノのレ・キウーゼ・ディ・ソットという畑を1987年に買い戻した際に創業したワイナリーです。

2008年にジャンニ氏は他界しており、以降、妻のラウラ氏がワイナリーとレストランの経営を引き継いでいます。この地の自然を愛し尊敬する強い思いを持っており、2015年に新設したワイナリーでは、太陽光と重力を活用し二酸化炭素の排出を極力抑えることで環境にも配慮した取り組みを行っています。

彼らの生み出すワインは、評価誌からも高く評価されており、 2016年ヴィンテージのブルネッロ・ディ・モンタルチーノが、ワイン・アドヴォケイトにて100点を獲得。同誌にて、「活力、生命力、エネルギーに溢れた素晴らしいワイン。(中略)ワイルドベリー、青い花、甘草が完璧に融合しており、この価格でこの品質に勝るものはない」と絶賛されています。

ジャンニ・ブルネッリでは、モンタルチーノの市街地北側と南東部に合計6.5haの畑を所有しています。モンタルチーノ市街地の北側に位置するレ・キウーゼ・ディ・ソットは、標高約250mの北東向きの畑となっており、この畑ではサンジョヴェーゼのみを栽培。父のディーノ氏が1947年に植樹したサンジョヴェーゼも現役で実を付けています。

モンタルチーノ南東部のポデルノヴォーネ地区の畑は、標高約470～510mとモンタルチーノでは高い場所に位置。非常に強い風が吹き抜け、病害のもととなる湿気が少なく、また、標高が高いことから日較差が生み出されており、ブドウ栽培に適した気候条件が整っています。

モンタルチーノ出身のジャンニ氏は、この地の自然を愛し尊敬する強い思いを持っていたことから、創業時より有機栽培(2023年現在、認証取得申請中)を行っています。畑での丁寧な作業が品質に直結すると考え、全ての工程において精緻な分析を行い、日々変化するブドウ樹の状態や気候に適したケアを実施。バランスのとれたストラクチャーと豊かなアロマを備えたワインを造るために、健康で成熟したブドウを最適なタイミングで収穫し、慎重に醸造することを重要視しています。