ポデーリ・アルド・コンテルノ
PODERI ALDO CONTERNO

お気に入り追加

イタリア

イタリア ピエモンテ

ポデーリ・アルド・コンテルノ / PODERI ALDO CONTERNO

イタリアNo.1に輝いた、”壮大でエモーショナル”な愛好家垂涎のバローロ


ポデーリ・アルド・コンテルノは伝統派バローロの名門、ジャコモ・コンテルノの5代目アルド氏が設立したワイナリー。「テロワールがなし得る最高のものを表現する」ことを目指し、年間生産量は20万本のポテンシャルに対してわずか約8万本のみ。「イタリア全土、おそらく世界中でも、最も印象的なワイナリーのひとつ」とジェームス・サックリングにおいても絶賛されており、トップ・キュヴェはイタリアワインの頂点にも輝きました(※)。伝統的な手法とモダンな手法を組み合わせて生み出されるバローロは、「心に訴えかける」壮大なスタイルです。


※ジェームス・サックリング「2016年 トップ・イタリアワイン」にてバローロ・ブッシア・リゼルヴァ グランブッシア2008年が1位獲得

目次

テロワールの美徳を追求する、バローロの名門

ポデーリ・アルド・コンテルノの創業者であるアルド・コンテルノ氏は1931年、バローロの伝説的人物であるジャコモ・コンテルノ氏の息子として生まれました。1961年にジャコモ氏が息子のジョヴァンニ氏とアルド氏にジャコモ・コンテルノのワイナリー事業を引き継いだことで、アルド氏もワイナリーへ携わることに。しかし1969年に兄弟のジョヴァンニ氏とワイン造りの方向性が異なったことを原因に、独立を決心します。その際「ファヴォット・エステート」を買収し、ポデーリ・アルド・コンテルノを創業しました。


1970年にはグランブッシアをリリースし、1980年にはロミラスコの畑を購入するなどワイナリーは順調に成長し、1989年からはアルド氏の3人の息子、フランコ氏、ステファノ氏、ジャコモ氏がワイナリーに参画。2012年にアルド氏が亡くなった後は息子たちがワイナリーを引き継ぎ、現在へと至ります。

彼らの哲学は「“IN MEDIO STAT VIRTUS"(美徳はふたつの間にある)」。誇張を避け、2つの両極端の間に常に生じるバランスを求めることです。美徳と平静さを持って栽培を行うことでテロワールの自然を尊重する結果、完璧なバランスを体現するブドウを得ることができます。そのブドウから造られるワインは味覚に調和をもたらし、五感に大きな喜びを与えてくれるのです。現当主のジャコモ氏は「目標はベストを尽くすこと。私たちのワインが最高のバローロだとは言いませんが、私たちのテロワールがなし得る最高のものを表現したいのです。」と語ります。

銘醸畑ブッシアと輝かしい3つのクリュ

ポデーリ・アルド・コンテルノのワイナリーが位置するのはパワフルで力強いバローロが造られることで知られている、モンフォルテ・ダルバ村。その中でも特に高い評価を獲得しているブッシアに、彼らは約25haの畑を持ちます。


ブッシアの標高は350~400mに位置しており、その土壌は粘土質の泥灰土と石灰岩に砂の層が混ざったもの。南南西向きであるため、午後の日照時間を長くとることができ、ブドウは十分に成熟することが特徴です。造られるワインはタニックでミネラル感が強く、包み込むようなスミレの香りや肉付きの良さが前面的に表れるとされています。

ロミラスコの畑

さらにブッシアの中でも特に最良の区画であり、バローロ全体でも最も憧れのクリュに挙げられるロミラスコ、チカラ、コロネッロという3つのクリュを所有。ランゲの丘陵地帯の典型的ともいえる、炭酸カルシウムと鉄分を豊富に含む粘土石灰質土壌を擁しており、ワイナリーではランゲのテロワールを如実に表現しているのです。

「モダン・トラディショナリスト」とも言える最高品質へのこだわり

アルド・コンテルノの特徴のひとつは、1haあたりの収量が非常に低いこと。1990年代半ばまでは年間20万本のワインを生産していましたが、バローロとしての特徴を決定づけるような品質の高いブドウのみに集中するため、1999年に生産量の削減を決定し、2001年ヴィンテージより生産量を以前までの半分以下の約8万本にまで削減しました。


収穫は基本的に9月中旬頃から手摘みで行いますが、「温暖化によって人的要因はより重要になった」とジャコモ氏が語るように、温暖なヴィンテージにおいて糖度が上がっても過熟させずにタイミングを見極め、フレッシュな酸味やジューシーさを保持したブドウを得ています。選果は主に畑で行い、目を見張る品質に達していない果実は取り除く、またワイナリーにおいても厳しいセレクションを実施しており、厳格な基準を満たさないワインはボトリングしないという徹底ぶり。この完璧主義ともいえるアプローチにより、雨の多い難しいヴィンテージにおいても最高品質のワインを生み出すことが出来ているのです。

醸造では伝統的な手法とモダンな手法のどちらも取り入れていることも特徴です。ジャコモ氏は「テクノロジーによって” correct wine (正しいワイン)”を造ることは容易になったが、 emotional wine (心に訴えかけるワイン)”を造ることは難しい。テクノロジーを使ってテロワールの多様性を隠すことはしたくない。」と語り、「モダン・トラディショナリスト」といえるような醸造を手掛けています。


かつては3カ月間程の長期間の醸しを行っていましたが、現在は野生酵母を用いて4週間ほどに短縮。この際、モダン派の造り手が好むロータリー・ファーメンターは使用せず、ポンピングオーバーでタンニンとアロマを抽出します。その後はキュヴェにもよりますが、バローロがすでに香りとタンニンに富んでいるという考えから、主にスラヴォニアンオークの大樽で熟成。ベーシックレンジのバローロで約27カ月、チカラとコロネッロは約29カ月、ロミラスコは約32カ月もの間実施します。その後無濾過、無清澄でのリリースされます。

イタリアNo.1 に輝いた、完璧に調和した壮大なスタイル

このように伝統的な手法とモダンな手法を組み合わせて生み出されるワインは、伝統派バローロらしい「力強く骨格のしっかりした」味わいながらも、モダン派バローロの「奥深い果実味」も兼ね備えた仕上がり。良年にのみ造られるトップ・キュヴェのバローロ・ブッシア・リゼルヴァ グランブッシアは全ての要素が完璧に調和した壮大な1本として愛好家の注目を集めています。

プロからの注目も非常に高く、ジェームス・サックリング「2016 年 トップ 100 イタリアワイン」にて2008年ヴィンテージが見事1位獲得。その際ワイナリーは「イタリア全土、おそらく世界中でも、最も印象的なワイナリーのひとつ。バローロの素晴らしい畑から、地球上で最も美しい赤ワインのいくつかを生み出している。」と称賛されています。


またデキャンタにおいても2018年、「限られた生産量で造られるアルド・コンテルノのバローロは、愛好家垂涎の的になっており、彼の息子たちが父のワイン造りの哲学を受け継いでいる。」と語られており、今後に更なる進化に期待が膨らむ生産者のひとりなのです。

レンタルセラー

ポデーリ・アルド・コンテルノの全ラインナップ

商品一覧

10 件

おすすめ順

公式SNS・APP

最新情報やワインの読み物を 毎週お届けします

line お友達登録

お買い物に便利! アプリ限定クーポンも随時配信

公式アプリ

ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。

ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。

エノテカ株式会社はアサヒグループです。