パオロ・スカヴィーノ
PAOLO SCAVINO

お気に入り追加

イタリア

イタリア ピエモンテ

パオロ・スカヴィーノ / PAOLO SCAVINO ワインボトル

バローロを牽引したワイナリーが造る洗練を極めた逸品


1921年にカスティリオーネ・ファッレット村に設立されたバローロの名門、パオロ・スカヴィーノ。バローロに大きな革新をもたらし、早くから楽しめるバローロを造り上げた偉大な生産者です。現在もたゆみない努力と挑戦を続け、評価誌で高得点を獲得する洗練された上質なワインを生み出しています。

目次

幾度も高評価を獲得するバローロの新時代を築いた造り手

故エンリコ・スカヴィーノ氏(写真右)とファミリー

ロレンツォ・スカヴィーノ氏とその息子であるパオロ・スカヴィーノ氏によって1921年にカスティリオーネ・ファッレット村に設立されたバローロの名門、パオロ・スカヴィーノ。1951年、パオロ氏の息子であるエンリコ・スカヴィーノ氏は僅か10歳の時からワイン造りに参加し、若くから自分たちのブドウ畑への情熱や愛情を育んできました。エンリコ氏はワイン造りに様々な革新的技術を取り入れ、バローロを世界的に認められるワインとして品質を向上させるなど偉大な実績を残して、惜しくも2024年に逝去。現在は4代目となる娘のエンリカ・スカヴィーノ氏とエリザ・スカヴィーノ氏がワイナリーを引き継いでいます。


バローロに新時代をもたらした革新的な技術を導入し、たゆみない努力、改良を重ねてきたパオロ・スカヴィーノ。造られるワインは若いうちからも楽しめる純粋な果実味が感じられるスタイル。ワイン・アドヴォケイトやワイン・スペクテーターにおいて幾度も高評価を獲得しています。


またガンベロ・ロッソの常連で、ワイン・エンスージアストの「2014年セラー・セレクションズ トップ100」においては2010年のバローロ・ブリック・デル・フィアスクが見事第1位に選出されるなど、数々のワイン評価誌や評論家から称賛されているのです。


エリザ氏は「ワイン造りの理想は生産者の個性を表現することではなく、各クリュのテロワールにワインという形を与えること」だと語り、伝統的な方法も取り入れながら、ひたむきにワイン造りに向き合っています。日々クオリティの向上に余念がない生産者なのです。

テロワールの個性に向き合う真摯なブドウ栽培

現在パオロ・スカヴィーノはバローロ地区に約30haの畑を所有しています。ワイナリーが位置するカスティリオーネ・ファッレット村だけではなく、バローロ村、ラ・モッラ村、セッラルンガ・ダルバ村などにも優れた畑を所有しており、テロワールの個性を反映した多くのバローロを手掛けていることが大きな特徴。ワイナリーが最初に造った単一畑のバローロで、フラッグシップでもあるブリック・デル・フィアスクや、1990年に所有したロッケ・デッラヌンチャータをはじめ、20もの歴史的なクリュを手掛けています。


栽培においては最小限の介入に留め、ワインにテロワールの純粋な表現が反映されることを目指しています。エンリコ氏は「それぞれの畑や区画は”子ども”のようなもの。子供たちを同じように育てても各自の素質によって将来は様々な職業に就くように、親が彼らに与えたものではなく彼ら自身が内に持っていたものが最終的に外に出てくる。」と考えていました。「すべての畑を同じように育てると、多種多様な土壌、畑の向き、ミクロクリマなどそれぞれが持つ個性が最終的にワインに表れる」という考えが引き継がれているのです。


繊細な品種であるネッビオーロと真摯に向き合い、それぞれの畑の個性を最大限に引き出すため、そのテロワールに合わせたブドウ栽培を実施。その他にも畑によってドルチェット、バルベラなどを栽培しています。

バローロに革命をもたらしたこだわりの醸造方法

パオロ・スカヴィーノを語る上で重要となるのが、革新的な醸造技術を導入し早くから楽しめるバローロを造り上げたこと。この出来事により、バローロの新時代を築き上げた立役者の一人としてその名を轟かせました。昔の伝統的なバローロは、飲み頃になるまで10年以上もかかるのが主流。20世紀後半、パオロ・スカヴィーノをはじめとしたバローロ・ボーイズと呼ばれるモダン派の生産者が現代的な醸造技術を採用し、若いうちからも楽しめるバローロが人気となりました。


当時の伝統的なバローロの醸造は、長期間に及ぶマセラシオン(醸し)を行い、タンニンを和らげるために大樽で長期熟成を実施することが一般的。ワインの純粋な表現、複雑味、エレガンスを追求していたエンリコ氏は、ブドウ本来の果実味を繊細に抽出するために、他の生産者に先駆けてロータリーファーメンター(回転式発酵槽)をいち早く導入しました。これにより、ブドウの種に多く含まれる余分なタンニンやえぐみを抽出することなく、ピュアな果実味となめらかなタンニンを持つ新たなワインが誕生したのです。

バローロの熟成ではボッティ(オーク大樽)にて約20カ月間熟成した後、約16カ月間ボトルで熟成してからリリース。一方、ランゲ・ビアンコやヴィーノ・ロッソなど若いうちから楽しむワインはステンレス製タンクで熟成します。

2016年からは伝統的なティーナ(木製発酵槽)を採用。またランゲ・ネッビオーロなどは、他のワイナリーでは珍しいボトリング前のステンレス熟成を実施するなど、柔軟に改良に取り組みながら、常に品質の向上を求め、洗練されたワインを生み出しています。

ワイナリーの全銘柄

商品一覧

11 件

おすすめ順

公式SNS・APP

最新情報やワインの読み物を 毎週お届けします

line お友達登録

お買い物に便利! アプリ限定クーポンも随時配信

公式アプリ

ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。

ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。

エノテカ株式会社はアサヒグループです。