名門ラブリュイエール家がヴェルズネイ村で手掛ける大手メゾン

J.M.ラブリュイエールは、あのブルゴーニュの名門ジャック・プリウールやボルドーのシャトー・ルジェを所有するラブリュイエール家が所有するメゾン。ワイナリーの設立者であるジャン・マリー氏へのオマージュとして、 「J.M.」という名を冠しています。 またラベルにも描かれているロゴは、La Bruyereというファミリーと同じ名前の花を採用。4つの花はラブリュイエール家がワインを生産している4つの地域（ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュ、ムーラン・ア・ヴァン）を指し、真ん中に描かれている赤い十字はムーラン・ア・ヴァンの風車をモチーフにしています。ラブリュイエール家がシャンパーニュに進出したのは2012年。高い品質のシャンパーニュを生み出している事で知られている、モンターニュ・ド・ランスのヴェルズネイ村の畑を購入しました。RM（レコルタン・マニピュラン）でグラン・クリュの畑にこだわり、醸造はジャック・プリウールと同様、ナディーヌ・ギュブラン氏が監修。最良の畑から収穫した上質なブドウを使用して造られるワインをセラーで長期熟成させ、複雑性を持つシャンパーニュを生み出しています。 ヴェルズネイ村は、モンターニュ・ド・ランスの中でも最良のピノ・ノワールを生むグランクリュとして有名です。この地の畑を半数以上所有するのは、ルイ・ロデレールやモエ・エ・シャンドンなどの、世界屈指の知名度とクオリティを誇る大手シャンパーニュメゾン。世界トップのシャンパーニュの多くがこの地で造られているのです。ラブリュイエール家が所有する畑は、ヴェルズネイ村とヴェルジィ村を合わせて約7.5ha。ピノ・ノワールが70％、シャルドネ30％植樹されています。収穫されたブドウは区画毎に分けて、小型のステンレステンクにて発酵。ジャック・プリウールのモンラッシェを含む2年樽で熟成し、ドザージュは控えめにしています。