たかやしろファーム TAKAYASHIRO FARM
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日本
地元で長く愛され、近年国際的に評価を高めているワイナリー
たかやしろファームは、長野県中野市に位置する千曲川バレーのワイナリー。ワイナリー名は、地元の人々が「たかやしろ」と呼び親しんでいる市内にそびえる高社山からとり、2004年に地元農家4軒の共同事業として立ち上げられました。巨峰や桃、りんごなどの果樹栽培の専門農家を営んでいた4軒の農家でしたが、ワイン用ブドウの栽培は初めてでした。生食用のブドウと栽培方法が全く異なっているため、きちんと管理できるまでに何年もかかったと言います。 所有する畑が位置しているのは、標高約400mの冷涼な土地。そこに6haもの畑を構え、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロ、ピノ・ノワール、シャルドネ、ケルナーなど様々なブドウ品種を植樹しています。この地は生食用だけでなくワイン用ブドウの栽培にも適した気候と環境と言われており、また品種の特徴に合った醸造方法により丁寧に生産。生産量は決して多くせず、ワインの品質の高さを最も大事にしています。また地元の人々に楽しんでもらいたいため、価格はお値ごろな設定。3,000~4,000円のワインにも劣らぬ品質の高さにも関わらず、たかやしろファームのワインはおよそ1,500円前後。地元にワインを根付かせたいという思いからこうした努力を重ねているのです。その努力の甲斐あって、国産ワインコンクールで銅賞を獲得するなどして徐々にたかやしろファームの名が全国に広まるようになりました。しかしながら地元での販売を大事にしているため、地元以外での販売は40%程度に留めているそうです。