フロッグス・リープ
FROG'S LEAP

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アメリカカリフォルニア

アメリカカリフォルニアノース・コーストナパ

ナパ・ヴァレーにおける、自然に則ったブドウ栽培の先駆者的存在

フロッグス・リープは、1981年にセントヘレナに設立された家族経営のワイナリー。設立したのは、スタッグス・リープの創立時の従業員であるジョン・ウィリアムス氏と、その友人であるラリー・ターリー氏。フロッグス・リープの名は、自らが創立に加わったスタッグス・リープの名とセントヘレナの町のすぐ北にあるカエルの養殖場、その歴史に敬意を評し名付けられました。設立当時のラザフォードは、生物がほとんど生息しない非常に不健康な土地でした。そこでウィリアム氏は、害虫を食べる野鳥や土地を肥やす植物などが混在するホットスポットが必要であると考え、敷地内に野菜を植えるなどの効果を検証、研究。それが、自然に則ったブドウ栽培の先駆者でもあるフロッグス・リープの始まりです。また、当時カリフォルニアのほとんどのワイナリーでは、多くの経費をかけてブドウの樹の植え替えを行っていましたが、ウィリアム氏はそれをせず自然の力で復活。まずは固くなってしまった土を約50cmの深さまで掘り起し、土の中に酸素を送り込みました。それから多種類の下草を植えて、春にその草を刈って地面に取り込みます。これにより地中の微生物が活性化し、有機物を増やすことに成功。それからウィリアム氏はドライファーミングやなどの自然農法を積極的に取り入れたのです。現在でも、テロワールへの敬意と環境への配慮を念頭に置いたブドウ栽培を行っています。