ジャン・グリヴォ
JEAN GRIVOT

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フランス

フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ヴォーヌ・ロマネ

ジャン・グリヴォ / JEAN GRIVOT ワインボトル

洗練されたエレガントなワインを造り出す、ヴォーヌ・ロマネの家族経営ドメーヌ


品質向上のために飽くなき挑戦を続けるヴォーヌ・ロマネの名門、ジャン・グリヴォ。2007年のワイン評価誌デキャンタにて、「時代を通じて活躍するブルゴーニュの10大ドメーヌ」に選出された造り手です。また、アジアで初めてマスター・オブ・ワインとなったジェニ・チョ・リー氏がワイン評価誌デキャンタ2020年6月号にて、「ブルゴーニュの例外的な才能を有する10人の造り手」の1人に6代目マティルド氏を選出するなど、ワイン業界から称賛を集めています。

目次

ワインに反映されたエティエンヌ氏の強い想い

ヴォーヌ・ロマネ村の名門ドメーヌとして名高いジャン・グリヴォ。畑は主にヴォーヌ・ロマネ村と、ニュイ・サン・ジョルジュ村にあり、そのおよそ半分はグラン・クリュ(特級畑)やプルミエ・クリュ(一級畑) という、素晴らしい畑の数々を所有しています。5代目、エティエンヌ・グリヴォ氏の想いはただ一つ。「幸せな気持ちになるワインを造りたい」ということ。


1980から1990年代にかけては抽出の強い濃厚なスタイルで議論を呼んだこともありましたが、2000年代半ばからは、収量を抑えテロワールを最大限に表現するスタイルへシフト。畑ではリュット・レゾネを採用し、醸造でもマセラシオン期間を短めに、また清澄せずに瓶詰めするなど、ブドウ本来の力を引き出すワイン造りを行っています。

5代目エティエンヌ・グリヴォ氏

その結果、ジャン・グリヴォは2007年には、ワイン評価誌デキャンタにおいて、マスター・オブ・ワインであり、ブルゴーニュに精通した評論家として名高いクライブ・コーツ氏が選出した「時代を通じて活躍するブルゴーニュの10大ドメーヌ」に選出されるなど、確固たる地位を築いています。


これもひとえに、理想のワインを求める研究熱心なエティエンヌ氏の情熱の賜物と言えるでしょう。2010年からは、エティエンヌ氏の娘であるマティルド氏と息子のユベール氏がドメーヌに参加。2020年以降は、エティエンヌ氏がブドウ畑で収穫チームを指揮、マティルド氏とユベール氏は主に醸造を担当し、エティエンヌ氏の意思を継ぎながら、ファミリー全体でドメーヌを運営しています。

卓越したバランスと複雑味を纏った、洗練されたエレガントなスタイル

ジャン・グリヴォのワイン造りに関して、エティエンヌ氏が指揮していた頃からの品質面の大きなステップがありました。2009~2010年に、余計なタンニンの抽出を抑制するために、ブドウや発酵後のワインをタンクへと移す際に使用していたポンプの使用を廃止。また、2013年に新しく除梗機を導入したことで、以前よりも除梗が効果的に行われ、ワインはさらにベリー系の風味が表現されるようになりました。


テロワールの表現を重視する5代目エティエンヌ氏の想いを受け継ぎながらも、世代交代と共に進化を続けるジャン・グリヴォ。そんな彼らが生み出すワインは、健康で成熟したブドウがもたらす、芳醇なアロマと絹のような滑らかな舌触りが特徴。フレッシュな果実の凝縮感と深い味わいが魅力です。そのスタイルはアペラシオンを問わず、グラン・クリュからヴィラージュまで一貫しており、飲む人を幸せなひとときへと導いてくれます。

特にヴォーヌ・ロマネのワインであれば、アペラシオンの個性と相乗効果となり、実に優雅な印象に。また一般的に力強く筋肉質な味わいと言われるニュイ・サン・ジョルジュのワインもジャン・グリヴォの手に掛かれば、しなやかでエレガント、丸みを帯びた、ひと味違う仕上がりとなります。


ワインの味わいを表現する言葉の中に「Sensuality(官能的)」というものがありますが、こちらはエティエンヌ氏のお気に入りの言葉の一つ。ジャン・グリヴォが造り出す、まさに官能的な味わいのワインをぜひお楽しみください。

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