サラッコ SARACCO
お気に入り追加
お気に入り追加
イタリア ピエモンテ
モスカート・ダスティを造る、世界で最も有名な生産者
日本でも根強い人気を誇るイタリアの甘口微発泡ワイン、モスカート・ダスティ。その中でも「モスカートの巨匠」と称されるサラッコが手掛けるキュヴェは、低価格帯ながら各有名評価誌で高評価を獲得する高いコストパフォーマンスを誇っています。彼らのワインは、他の生産者のとは一線を画すトップクラスの味わい。著名な評論家からも惜しみない賛辞を受け、イタリア国内外で確固たる地位を築き上げています。
目次
著名な評論家や専門誌が惜しみない賛辞を贈る「モスカートの巨匠」
イタリアのピエモンテ州アスティ地域の白ブドウ品種モスカート・ビアンコを用いて造られる甘口微発泡ワイン、モスカート・ダスティ。このモスカート・ダスティを造る世界で最も有名な生産者がサラッコです。「モスカートの代弁者」として確固たる地位を築き上げ、著名な評論家や専門誌から惜しみない賛辞を受けています。
ガンベロ・ロッソの2018年版においては、サラッコを代表するキュヴェ、モスカート・ダスティが最高評価となるトレ・ビッキエリを獲得。また、ワイン・アドヴォケイトでも、「パオロ・サラッコ氏こそモスカートの巨匠」(2011年)「これは要するにモスカートの頂点」(2007年)などと絶賛されました。そしてワイン・エンスージアストでは、2016年のTOP100において54位にランクイン。モスカート・ダスティで選出されているのは73位のGDヴァイラとサラッコの2社のみで、モスカート・ダスティとしてはトップに選出されています。
ワイン評論家マット・クレイマー氏は著書『イタリアワインが分かる』の中で、「私にとって、モスカート・ダスティ最上の生産者は、パオロ・サラッコである。サラッコのモスカートは、テクスチュアの濃密度と空中に張り渡されたロープのような優雅さを漂わせている。味わいはすなわち、濃醇で密度が高く、フレッシュで純粋。サラッコはモスカート・ダスティのベンチマークとなる生産者である」と称賛しています。
モスカートワインの頂点として地位を確立したパオロ・サラッコ氏
ワイナリーの歴史はルイージ・サラッコ氏がモスカートの栽培を始めた1900年代初頭に遡ります。当時はモスカート・ダスティをタンクごとネゴシアンに売っており、その果汁はヴェルモットの原料として用いられていました。1950年、現当主パオロ氏の父親に当たるジョヴァンニ氏がワイナリーを継ぎます。彼は新しい畑を手に入れブドウの生産量を増やしワイナリーを拡大させましたが、造られたワインはアスティ・スプマンテの製造会社に売却されていました。
そして1988年、現当主であるパオロ・サラッコ氏がドメーヌ元詰めを開始しました。彼はブドウ畑の中で育ち、幼い頃から家族の名前を掲げたワインを造りたいと強く思っており、自らの名を冠したラベルでワインをリリース。パオロ氏は1984年にアルバの学校で醸造学を修めており、新しい醸造テクニックだけでなく、より近代的な畑の管理法をワイナリーに導入しました。
その結果、サラッコのモスカート・ダスティはジャーナリズムや顧客から受け入れられるようになり、イタリアだけでなく世界中に広く普及。そして現在では、モスカートワインの頂点としての地位を確立し、多くのワインラヴァーを魅了しています。
最適なテロワールで生み出されるアロマティックかつ優美な味わい
ワイナリーが位置するのは、まるで絵のように美しいカスティリオーネ・ティネッラ村。サラッコはこの地を中心に、14の異なる区画からなる50haの畑を所有しています。カスティリオーネ・ティネッラ村は1600年代には既にブドウの収穫が行われていた歴史的な土地。長い年月の中で数多くのブドウ品種が植えられてきましたが、現在ではモスカートが最適のブドウであるということが証明されています。
サラッコの畑は標高300~460mに位置し、土壌は砂の層や灰色粘土、そして石灰岩から構成されています。この標高と土壌が合わさり、ブドウ樹は適切な温度と湿度のバランスの中で必要なミネラル分を吸収し、モスカート特有の華やかなアロマを備えるのです。
14の区画から収穫されたブドウは除梗・圧搾され、それぞれ異なるタンクに投入。マスト(果汁)は発酵前にブレンドされますが、消費者にフレッシュさを最大限に保ったままのワインを届けるため、このブレンドから発酵、そして瓶詰めまでの作業を、10月から翌年6月にかけて毎週行うというこだわりようです。
そうして造られるサラッコのモスカートの特徴は、単に甘いだけではなく酸と果実味のバランスが良く、モスカートの持つエレガンスとアロマティックな個性を最大限表現していること。また、瓶詰め後はなるべく早く飲みきった方がいいというモスカート・ダスティの既成観念を破って、瓶の中で熟成を続けるのも魅力です。
食前酒としてはもちろん、スパイシーな味わいをマイルドにするため、インドやタイ料理などのエスニック料理とも好相性。また低いアルコール度数と甘美なアロマ、フレッシュさはケーキやフルーツタルト、ビスケットやアイスクリームといったデザートにもピッタリです。
サラッコの全銘柄
商品一覧
6 件