ブルゴーニュの巨匠からも称賛される新進気鋭のドメーヌ

1992年にデビューした新進気鋭の造り手、ジャン・イヴ・ドゥヴヴェイ。オーナーであるジャン・イヴ氏は、5年間ブルゴーニュメゾンの輸出マネージャーとして働いていました。その後、ドメーヌ・プス・ドールのジェラール・ポテル氏や伝説的なワイン商であるベッキー・ワッサーマン氏との出会いもあり、1991年に家族の所有する2haの畑を引き継ぐ事を決意します。翌年1992年にはドメーヌ・デュ・ボワ・ギヨームを設立。2002年にはネゴシアン業も開始し、今日のジャン・イヴ・ドゥヴヴェイの名前へと変更しました。 始めはベーシックなブルゴーニュ・ルージュとアリゴテからワイン造りを始めましたが、元々は混合農業を営む家系だった為、2haから出来るワインだけでは生活する事が出来ず、まずは畑を借りる事からスタートを切ります。畑を借り、ドメーヌの本拠地としたのはボ―ヌから車で約20分、ブルゴーニュ随一と言われる三つ星レストラン「ラムロワーズ」があるシャニー街から更に東のドゥミニー村。現在では、ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌからヴォルネイ、ボーヌ一級畑であるペルテュイゾなど、約7.6haの畑を所有しています。 栽培に関しては、環境に配慮しテロワールを表現したワインを造る為にビオディナミ栽培へと切り替え、2014年には認証を取得しました。彼らのワインは、バランスの取れた堅実な仕上がり。生産量がそれほど多くない事からあまり知名度は高くありませんが、その品質は非常に高く、ブルゴーニュの巨匠であるドメーヌ・コント・ラフォンのドミニク氏を始め、多くの同業者から称賛を集めています。最近ではヴィニュロン・ド・ブルゴーニュという本に、DRCのオベール・ド・ヴィレーヌ氏や、ドメーヌ・ルフレーヴのアンヌ・クロード・ルフレーヴ女史など、大御所ばかりと一緒に紹介されるほど、非常に注目されている造り手です。