グラン GRAND
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フランス その他のフランス ジュラ
17世紀末からブドウ栽培に携わる老舗の名門
グラン家は、ジュラ地方において17世紀末からブドウ栽培に携わってきた古い家系。1985年に設備を拡大するため、現在のパスナン村に移住しました。ブドウ畑の所有面積は合計23ha。グラン家はジュラの伝統的な品種、サヴァニャン、シャルドネ、プルサール、トルソー、ピノ・ノワールを栽培しています。補酒したタイプのコート・デュ・ジュラのほか、補酒せず産膜酵母の張った状態で6年以上も熟成させたヴァン・ジョーヌ、ヴァン・ド・リクールのマクヴァン、陰干ししたブドウから造られるヴァン・ド・パイユ、それに発泡性のクレマン・デュ・ジュラなど幅広いワインを醸造しています。特ににクレマン・デュ・ジュラは、総生産量13〜14万本というこのドメーヌにおいて、およそ5万本を占める重要なアイテム。ジュラワインに精通した人々の間でとても評価が高い知る人ぞ知る逸品です。今日、栽培から醸造まで、ドメーヌのワイン造りにあたっているのは、一見、シャイな雰囲気のエマニュエル・グラン氏。しかし、ドメーヌのブドウ栽培やワイン醸造の話になると饒舌になる、誠実で情熱的な人物です。ブドウ畑の栽培法はリュット・レゾネ。土壌は多様で、赤い色をした鉄分の多い泥灰土や白っぽい泥灰土などからなり、いずれの表土の下にも石灰岩の固い岩盤。それぞれの土壌に適した品種を研究し、植え分けています。また泥灰土に小石が混じった土壌は独特のミネラル感をワインに与えています。