ローラン・ポンソ
LAURENT PONSOT

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ローラン・ポンソ / LAURENT PONSOT ワインボトル

ローラン・ポンソ氏自身の名を冠したネゴシアン


ブルゴーニュのモレ・サン・ドニを代表するドメーヌ・ポンソの元当主、ローラン・ポンソ氏。そのローラン氏が2017年に独立し、自身の名を冠して立ち上げたネゴシアンが、ローラン・ポンソです。ドメーヌ・ポンソ時代に培った経験と近代的な手法を織り交ぜて、高品質なワインを造っています。

目次

ローラン氏の革新的なアイデアに溢れたネゴシアン

ローラン・ポンソは、ドメーヌ・ポンソのワインを手掛けていたローラン氏が独立し、ヴージョの東に位置するジリ・レ・シトーに本拠地を置くネゴシアンです。2017年、自身の名前を冠したネゴシアン「ローラン・ポンソ」として息子のクレマン・ポンソ氏とともに独立。その後も単にブドウを購入するのではなく、栽培にも関与し、ローラン氏の哲学を色濃く反映したワイン造りを行っています。

ローラン氏は1981年に家族のドメーヌであるドメーヌ・ポンソの運営に参加。温度センサー付きラベルや独自に開発した合成コルクを採用するなど、革新的な技術を取り入れ、ワインの品質を向上させました。


また、偽造ワインの摘発にも注力し、センサーやNFC技術の開発によりボトルの真正性やトレーサビリティーを確保しました。ローラン・ポンソは2015年ヴィンテージからワインを造り始めていますが、その規模は急速に拡大しており、生産量は2016年の5万本弱から、2017年は8万本へと増加。また、30万本の生産規模を目指し、最新の設備を整え、温度管理が徹底された新たな醸造施設も建設しました。特注でのステンレスタンクの設置や、輸送時の温度変化を確認できる温度センサーが取り付けられた、インテリジェントケースの採用など、独立後もローラン氏の独創的且つ革新的なアイデアは留まるところを知りません。

ローラン氏こだわりの近代的製法

ローラン氏がドメーヌ・ポンソ時代に表現してきたデリケートさ、エレガンス、フィネスは、ローラン・ポンソにおいてもなんら変わることはありません。ネゴシアンという形でありながらもブドウ栽培にも関与し、化学肥料は使用せず自然に忠実に耕作を行う農法。1つの区画で複数の栽培農家からブドウや果汁を買い付け、自社畑と買いブドウから仕込むワインを区別せずにワイン造りを行っています。


醸造に関しても近代的な製法を取り入れ、ローラン氏が考案した逆円錐型発酵槽や台形型のステンレス製発酵槽で発酵し、熟成には古樽を使用。酸化防止のために窒素を採用しています。

さらに、伝統的な樽熟成に代わる熟成方法も将来のために研究しています。このように、さまざまなローラン氏の革新的な手法により、ブドウ本来のエキスと旨みが強く、透明感のあるワインに仕上がるのです。

旨みに溢れ、驚くほどピュアな味わい

ローラン氏はドメーヌ・ポンソから引き継いだいくつかの畑を含め、現在約7haのブドウ畑を栽培。チームで栽培するブドウと、複数の栽培農家から購入する買いブドウや果汁をアペラシオンごとに組み合わせてワインを造っています。


彼はこのように造る自身のワインを「オートクチュールのワイン」と呼びます。この言葉には、ブルゴーニュのテロワールを表現するために、各アペラシオンの素晴らしい素材であるブドウを使って、ラグジュアリー・ブランドのようにワインをクリエイトするという、自身の経験と情熱を活かしたワイン造りへの自負が表れているようです。


ローラン・ポンソとしてリリースするキュヴェの中でもA.C.ブルゴーニュ、シャンボール・ミュジニー、シャンボール・ミュジニー・レ・シャルム、グリオット・シャンベルタン、クロ・サン・ドニのキュヴェはドメーヌ・ポンソ時代から引き継いだ畑で造られています。

ローラン・ポンソからリリースされるワインは、どれもクリーンでピュアな仕上がり。全ての銘柄にキュヴェ名がついていて、基本的に白ワインには花の名前、赤ワインには木の名前が、ローラン氏のインスピレーションで名づけられています。

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