注目を集める新時代のコルシカワインの造り手

クロ・フォルネリは、フランス、コルシカ島に位置する家族経営のドメーヌ。2005年に現当主ジョゼ・ヴァヌッチ=クルメール氏とその夫ファブリス氏が引き継ぎドメーヌ元詰めを開始しました。ファースト・ヴィンテージからまだ10年程しか経っていないにもかかわらず、フランスの有名評価誌『ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス』やその他の雑誌でも取り上げられています。 また、パリの「ラストランス」や「グラン・ヴェフール」、ロンドンの「ピエ・ア・テール」などを筆頭とした、多くの星付きレストランでも採用されるなど、今最も注目を集めている新時代のコルシカワイン。現当主ジョゼ・ヴァヌッチ=クルメール氏は、ボルドー大学で農業技師課程、ディジョン大学でワインMBA課程を専攻しした後、バリバリのキャリアウーマンとしてパリのIBMに勤めていた人物です。 ドメーヌでは栽培と醸造を担当しており、商科大学を卒業した夫のファブリス氏は販売と顧客とのコレスポンデンスを担当しています。ナポレオン・ボナパルトの生誕地として有名な地中海に浮かぶコルシカ島は、海と山に挟まれている影響から、ブドウの栽培に理想的なミクロ・クリマが形成されている土地。土壌は砂利混じりの粘土質にカスタニッチア山塊が浸食して出来たシスト土壌で構成されています。 クロ・フォルネリはこの地に、45haの畑を所有しており、そのうち16haで、除草剤や殺虫剤を使用しないリュット・レゾネを実施。将来的にはビオディナミ農法を目指すと公言しており、栽培と同様に醸造も人的介入を出来るだけ避けた自然なワイン造りを行っています。こうして生み出されるワインは、柔らかくエレガントで、パリに生きる現代女性のように溌剌とした味わいが魅力。また、元パリジェンヌのセンスを生かしたスタイリッシュでカラフルなボトルも個性的で、多くのファンを獲得しています。