18世紀から続く、グラーヴの由緒正しきシャトー

「シャトー・ヴィラ・ベレール」は、JMカーズ・セレクション社がボルドーのグラーヴ地区で手がけるシャトー。JMカーズ・セレクション社はシャトー・ランシュ・バージュのオーナーであるカーズ・ファミリーが2002年メドック地区マコーに設立した会社です。シャトー・ヴィラ・ベレールはグラーヴ地区の中心であるサン・モリオン村にある位置しており、18世紀に建てられました。その内部は歴史建造物に指定されているほど。また、森林に囲まれたブドウ畑はグラーヴのテロワールを表現する理想的な環境です。1988年にはJMカーズ・セレクション社がシャトーとその周辺の土地を引き継ぎ、これまであったブドウ樹を植え替え、一からワインづくりをスタート。25年にも及ぶ品質向上への取り組みがグラーヴを代表するワインへと成長させました。この際に醸造設備も全て一新しました。2013年には、シャトー・ヴィラ・ベレール・ブラン2012年ヴィンテージがグラーヴ地区で由緒あるコンクール「トロフェ・デ・グラン・クリュ・ド・グラーヴ」で受賞。国内外で人気を博しています。 ワインに使用されるブドウの樹が植えられている土壌は、ガロンヌ河の堆積である砂利と粘土混じりの石灰質。50haのブドウ畑では、暖かい砂利質の台地にカベルネ・ソーヴィニヨン、比較的涼しい斜面にメルロー、ソーヴィニョン・ブラン、セミヨンが植えられています。周囲を取り囲む松林によって、ブドウ畑は悪天候や外部の悪影響から保護され、グラーヴの繊細さと複雑さを見事に表現するワインに仕上がります。