ニュージーランド南島のネルソン・モツエカ地域で、2014年からワイン造りに挑戦している栽培醸造家の小山浩平さん。2017年からワイナリー名を『グリーン・ソングス』に統一して、より一層自由な発想でワイン造りに取り組んでいます。

この地域はアロマティック品種やピノ・ノワールが適する冷涼気候。日照時間は長く恵まれた気候のため、ワイン造りが盛んで100年以上の歴史を有します。シャルドネやソーヴィニヨン・ブランは凝縮された風味と爽やかな香りを備え、ピノ・ノワールはソフトな味わいに仕上がるのが特徴です。

小山さんはこの地域に所在する、オーガニックの農産物で自給自足を行う地球環境に配慮した村、アタマイエコビレッジに約2haの自社ぶどう畑を所有。アタマイの畑は、ネルソン地域では最も急峻なことで知られています。土壌はニュージーランドでも珍しい花崗岩砂礫。この畑で栽培から醸造までの全てを自身で管理し、澄んだ爽やかな空気感と水の美しさを反映した、安心安全なプロセスでワイン造りを行っています。

ワイナリー名の『Green Songs』は、「緑、自然の歌声」という意味で、小山さんの娘の名前「萌歌」にちなんだもの。自然の歌声に耳を澄ませ、自然のように軽やかでしなやかなワイン造りを心がけています。