ドメーヌ・ド・ロシュヴィル DOMAINE DE ROCHEVILLE
お気に入り追加
お気に入り追加
フランス ロワール アンジュー・ソーミュール
品種の個性を追求するロワールの自然派ドメーヌ
風光明媚なワイン産地ロワールのなかでも、赤、白ともにエレガントで爽やかな味わいが魅力のソミュール地区。そんなソミュール地区において、多くのコンクールや評価誌で賞を授与される自然派ドメーヌがドメーヌ・ド・ロシュヴィルです。ロシュヴィルは自然環境に配慮したワイン造りに注力し、AB(オーガニック)認証とTerra Vitis(サスティナビリティ)認証を取得しているワイナリーで、手頃な価格ながら高品質なワインを仕立てています。
多くのコンテストや評価誌で賞を獲得する、自然派ドメーヌ
ドメーヌ・ド・ロシュヴィルは、ロワール地方のソミュール地区に位置するソミュール・シャンピニーのパルネという小さな村にあるワイナリー。ワイン愛好家であるフィリップ・ポルシェ氏が妻アニエス氏と、若き栽培家のジェローム・カレット氏と共に2005年に設立したばかりのドメーヌです。
オーナーのフィリップ氏は、カベルネ・フランとシュナン・ブランの魅力を最大限に引き出し、飲む人にその味わいを家族や友人と愉しんでいただくことを目指し、何年もの間、この地でブドウ畑を探していました。そして2004年に、ドメーヌの拠点となるパルネの土地を発見。翌2005年にはワイナリーを設立しブドウ栽培を開始しました。
ドメーヌ・ド・ロシュヴィルで特に重視していることは、自然を尊重すること。できるだけ人の手は加えず、豊かな自然との共生の中でブドウ樹を生育し、完熟したブドウを収穫することを徹底しています。その成果が認められ、AB(オーガニック)認証とTerra Vitis(サスティナビリティ)認証を取得。さらに2013年には、より環境に配慮したワイン造りを行うため、最新の醸造技術と伝統的な熟成方法を組み合わせた設備を導入しました。
そんな彼らのワインは、各銘柄とも多くのコンテストや評価誌で賞を獲得。その一つとしてラ・ダムの2014年ヴィンテージは、デキャンタにて92点、またフランスを代表するワインガイド誌『アシェット・ワインガイド』では一つ星に選出されています。さらに、ロワールワインではほとんど受賞のなかった国際コンクールMUNDUS VINI (ムンドゥス・ヴィニ)にて銀メダルを授与されるなどその品質は高く評価され、ロワールの注目株として、その地位を着実に確立しているのです。
細部までこだわり抜いたデリケートなワイン造り
ワイナリーは、赤ワインで有名な産地ソミュール・シャンピニーの中心に位置。この地域は、海からの西風がさえぎられる半海洋性気候の丘陵地帯で、年間平均降雨量は600mmと、隣接するアンジュー地区の850mmより少ないのが特徴です。土壌はトゥファと呼ばれるチョーク質の石灰岩で構成されており、ミネラル感豊かな白ワインと肉付きの良い赤ワインが造られています。
ドメーヌ・ド・ロシュヴィルはこの地でシュナン・ブランとカベルネ・フランの2品種のみを栽培。赤、白、ロゼ、スパークリングワインを仕立てています。土壌の下層を構成するトゥファには、冬に蓄えた雨水を乾期に徐々に放出することで、ブドウ樹へ定期的に水分とミネラルを行き渡らせる働きがあり、これらの条件のおかげで、ワインはしっかりしたボディと絹のようになめらかなタンニンを備えた、芳醇な味わいに仕上がるのです。
栽培する2品種の個性を最大限に引き出せるよう、できるだけ自然な環境での栽培に力を入れています。畑にはあえて雑草を残し、ブドウ樹の根を石灰岩土壌の奥深くまで這わせることで、ブドウの抵抗力を強化。また、良好な生態系バランスを確保するため、昆虫が住み着きやすいよう林を再生させました。収穫期まで健全にブドウが育つよう、ブドウ樹には細心の注意を払って剪定、芽摘み、間伐などを実施。収穫はブドウが完熟を迎えてから、ほぼ手作業で行われます。
醸造工程はヴィンテージや畑の特性に合わせて変更。必要に応じて、大樽やフレンチオーク、またはステンレスタンクで熟成させます。こうして造られたワインは、「婦人」や「乙女」、「王子」など、キュヴェのキャラクターに合わせた名前が付けられ、一つのファミリーとして大切に扱われているのです。
自らの哲学に則ったワイン造りを成功させたドメーヌ・ド・ロシュヴィル。設立から20年にも満たないうちに躍進を遂げた彼らの、今後の成長にも注目です。
ワイナリーの全ラインナップ
商品一覧
3 件