ワシントンにおける近代ワイン産業のリーダー的存在

1912年にバロン・フレデリック・スティムソンが農場を設立した場所に位置する、シャトー・サン・ミッシェル。彼らが一躍有名になるきっかけになったのは、1967年に、カリフォルニアワインのカリスマと言われるアンドレ・チェリチェフ氏をコンサルタントとして招いてからです。彼らが手掛けたリースリングのワインが、1974年に『ロサンゼルス　タイムズ』主催のテイスティングでトップ評価を受け、全米の注目を集めました。1983年にワシントン州初のAVA「ヤキマ　ヴァレー」、87年に「コロンビア　ヴァレー」「ワラワラ　ヴァレー」が認証され、米国内はもちろん世界中から同州ワインへの関心が高まる中、シャトー・サン・ミッシェルはリーダーとしての名声を確立していきました。 1998年にはイタリアのアンティノリとのコラボレーションにより「コル　ソラーレ」を設立、99年にはドイツのモーゼル、エルンスト・ローゼン博士とのコラボレーションにより「エロイカ」をリリースするなど、常に前進し続けています。