44年間ペトリュスの醸造に携わった、世界最高の醸造家。

ジャン・ピエール・ムエックス社の最高醸造責任者として、44年間ペトリュスなどの醸造に関わったジャン・クロード・ベルエ氏。彼は引退後もペトリュスの顧問として活躍する一方で、79歳となる現在まで様々な地域のワイナリーのコンサルティング等を請け負いました。銘醸地であるボルドーやカリフォルニアをはじめ、アルゼンチンや中国、イスラエルなどぶどう栽培の新天地として注目される地域まで多岐に渡ります。2018年にはマスター・オブ・ワインのワインメーカー(醸造家)が選ぶ、「ワインメーカーズ・ワインメーカー・アワード」に選出。その実績と知名度はワイン業界の中でも飛びぬけた存在です。 ヴュー・シャトー・サン・タンドレのファーストヴィンテージは1979年で、ジャン・クロード氏はムエックス社に務めながらも生産を続けてきました。2007年にジャン・クロード・ベルエ氏はムエックス社を離れますが、新たなペトリュスの醸造責任者には長男のオリヴィエ氏が就任。そんなベルエ家はまさにワインメイキングのスペシャリスト一家と言えるでしょう。一家の所有するワイナリーはフランス南西バスク地方のイレルギに一軒、ボルドーに2軒のみ。そのうちの1つがヴュー・シャト―・サン・タンドレです。醸造長は次男であるジェフ氏が務め、ジャン・クロード氏の教えを精一杯に受けています。人気シャトーが連なる銘醸地ボルドーの中でも、世界随一の巨匠の技が感じられる、狙い目シャトーの1つです。