フランス国外への輸出は僅かな、稀少自然派ドメーヌ

ティエリー・ヴィオロ・ギィマールは、1980年、ヴィオロ・ギィマール家の5代目にあたる現当主、ティエリー氏と彼の祖父によって創業。その翌年正式にドメーヌを継承しました。現在のドメーヌの形となったのは1994年。生産量のうちの大部分がフランス国内の熱心な愛好家へ販売されるため、フランス国外への輸出は極僅かという稀少なドメーヌです。 所有する畑は、ポマールを中心に約6.5ha。ティエリー氏は、過去に生死を彷徨う交通事故により、70回以上にも及ぶ手術を経て現在でも足に後遺症を持っています。そのような壮絶な過去が、ティエリー氏の人生観を変え、今日の自然なワイン造りへと繋がっています。 ブドウ樹はいずれも樹齢30年以上。ヴィンテージとテロワールを最大限に表現するため、人的介入はなるべく避け、認定こそ受けていないものの、1999年よりオーガニックによる栽培を行っています。醸造においても、清澄、フィルターは基本的に避け、極力ナチュラルなワイン造りを実践。そのように造られるワインは、繊細で優美さを表現したエレガントなポマール。重厚で重みのある一般的なポマールのイメージとは一線を画す、繊細な旨味が詰まったエレガントなスタイルです。