3ツ星を獲得する、モルゴン最高峰の生産者

ルイ・クロード・デヴィーニュは、1960年代にまだ当時ボジョレーでは珍しかったドメーヌ元詰めを先駆けて行い、長期熟成型のモルゴンの造り手としてその名声を築き上げました。13haの畑は全てモルゴンに位置しており、名高いコート・デュ・ピィに5ha、ドゥビーに8haを所有。2000年代前半より、8代目となる娘クロード・エマニュエルと息子ルイ・ブノワの姉弟が伝統と情熱を受け継いでいます、ベタンヌ＆ドゥソーヴ2018年版にてTOP10プロデューサー・オブ・ザ・イヤーにて4つ星生産者として選ばれ、さらに2020年版のメイユール・ヴァン・ド・フランスではより最高峰である3つ星を獲得した、注目の生産者です。 栽培においては2004年から除草剤の使用をやめ、ビオロジックを実施。全房発酵を基本とした伝統的なセミ・マセラシオン・カルボニックにて醸され、基本的には澱引きも行わずに瓶詰めまでタンク内を極力いじりません。キュヴェにより10～16ヵ月程度の熟成させた後に、必要あれば軽くフィルターをかけて瓶詰め。手掛ける全てのワインが全く同じ醸造工程にて行われ、テロワールによる違いが顕著に表れるのが特徴です。以前は、ブドウの収穫を他の生産者より遅らせることでワインに果実味を強く与えていましたが、現在は発酵の時間を長く設けることで、ブドウの濃厚な風味を抽出しています。こうして生み出されるワインは、ピュアで締まった酒質と躍動感を持ったミネラル感が顕著に現れるクリーンで正統派な味わい。20年、25年経っても、いつ飲んでも美味しく飲めるワインを目指しています。