香り高く繊細なシャトーヌフ・デュ・パプの作り手

マス・サン・ルイは代々家族の所有していた土地をもとに、ジャン・ルイ・ジーニェスト氏によって設立。もともと一族は18世紀以来、代々ローヌ渓谷で樽の作り手として名を馳せていました。現在、息子のルイ氏と孫のジャン氏に引き継がれ、ジャン氏の妻であるモニク女史が経営を担っています。 約30ha以上の畑を所有し、土壌はやや砂まじりで、丸い小石を含む地層と、この土地特有のモラッセ地層から成り立っています。小石は昼の間ふんだんに降り注ぐ陽光を蓄え、夜になるとその熱を放出し、果実をワイン造りに最適な成熟度合へと導きます。 果実は手摘みで収穫され、ステンレススチールタンクにて約1月間の醗酵とマセラシオンを行い、美しい色とアロマを余すことなく抽出。その後オークの大樽で長期間熟成させることで、木樽由来の良質なタンニンと複雑なアロマが加わり、ワインが完成します。マス・サン・ルイの手掛けるグルナッシュはエレガントかつ繊細さが魅力。滑らかなテクスチャーが特徴です。