数多くの賞を受賞している、ジョージアを代表する生産者

クヴェヴリ・ワイン・セラーは、2015年にイヴァネ・ ナレクリシヴィリ氏によって創設。ナレクリシヴィリ家のワイン造りは、ソビエト統治時代から3世代に亘り行われてきました。統治が終わった後も、低迷する国の経済的背景からワイン産業の復興は見込めない厳しい状況。そのような時でも、ナレクリシヴィリ氏は家族の伝統をもう一度受け継いで一家のワイン造りを復興させることを目標に他のワイナリーで研鑽を積んでいました。そして2015年、ついにその夢が叶い、クヴェヴリ・ワイン・セラーズは誕生したのです。 ナレクリシヴィリ氏は伝統的なワイン造りだけでなく近代醸造も学んだ、ジョージアを代表する生産者。ジョージアの伝統製法「クヴェヴリ仕込みのワイン」を踏襲しながらも、近代的な醸造技術を取り入れ、オレンジワインを造り上げています。ブドウは自然な農法で栽培され、使用する調合剤は全て生物学的に安全が認められた BioAgro社の物だけを使用。全て手作業で大切にブドウを育て、ブドウが熟すまで成長を見守ります。成熟度の高いブドウを使用することで、クヴェヴリでの醸造で上質なワインを造ることができるのです。 クヴェヴリ・ワイン・セラーズでは天然酵母を使ってクヴェヴリ醸造を行います。クヴェヴリでの醸造とは、白ブドウをチャチャと呼ばれるブドウの固形物（果皮・果肉・茎や種子等）と一緒に浸漬させ、伝統的な素焼きの壺で発酵させる伝統的な醸造方法です。 2017年6月には、初ヴィンテージの2016年産ムツヴァネが、その年に行われたエキスポ・ジョージアのワインの祭典「ジョージア・インターナショナル・ワイン・アワード」において最優秀ジョージアワイン賞を受賞。そしてこの年の「ジョージア・インターナショナル・ワイン・アワード」では数多くの賞を受賞しています。クヴェヴリ・ワイン・セラーズで醸造されるワインは全て、ユネスコ世界遺産（2013年）に登録された伝統的なクヴェヴリ醸造によって造られています。