ドメーヌ・ヴァッハウ
DOMANE WACHAU

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オーストリア

オーストリア ニーダーエスタライヒ

DOMANE WACHAU / ドメーヌ・ヴァッハウ ワインボトル

繊細なワインで評価を得る、オーストリアの銘醸地を代表するワイナリー


世界遺産にも登録されているオーストリアワインの銘醸地、ヴァッハウ。ドナウ川沿いのデュルンシュタインに設立された「ドメーヌ・ヴァッハウ」は、ヴァッハウ全体のワイン生産量の3分の1を占める地域最大のワイナリーにして、数多くの著名な単一畑を手掛けるワイナリー。ドイツ語圏を代表するワインガイド、ファルスタッフの2024年度ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞、ワイン・アドヴォケイトにおいては幅広いラインナップの中で多くのワインが90点以上を幾度も獲得するなど、高い評価を受ける生産者として知られています。

目次

世界で高評価を獲得する、オーストリアを代表する共同組合ワイナリー

ドメーヌ・ヴァッハウは、オーストリア、ニーダーエスタライヒ州のヴァッハウに位置し、250の栽培農家を擁する協同組合ワイナリー。その歴史は古く、1137年にはデュルンシュタイン修道院が当時所有していたことが書面にて確認できます。17世紀には現在も使用されている地下セラーと館が設立され、1930年代には、これまで教会や貴族に所有されてきたワイナリーが協同組合となりました。そして、1960年代にはオーストリアワインの輸出を牽引する存在となり存在感を放ちます。


転機となったのは、2004年にワイン業界で最も権威のある称号「マスター・オブ・ワイン」を有するローマン・ホーヴァース氏がワイナリー・ディレクターに、翌2005年にドイツのガイゼンハイム大学で醸造学を学んだヘンツ・フリッシェングルーバー氏がワインメーカーに就任したこと。サステナブルなブドウ栽培をはじめ、ワインツーリズムへの貢献など多方面において、大幅な組織改革を実施しました。またヘンツ氏は、ローリング・ピン誌による「2007年 Vintner Newcomer of the Year」を受賞しています。

(左)ローマン・ホーヴァース氏、(右)ヘンツ・フリッシェングルーバー氏

その後2008年に、ワイナリー名が”Freie Weingärtner Wachau”から”Domäne Wachau”に改められます。2020年にはサステナブル認証を受けている畑の規模としては、オーストリアトップクラスの規模となりました。


その評価は非常に高く、ニューヨーク・タイムズやジャンシス・ロビンソンMWの記事にて、「世界やヨーロッパでもトップクラスの協同組合ワイナリー」と評価される実力を誇り、ウィリアム・リード社のザ・ワールズ・ベスト・ヴィンヤード2020年においても世界第3位に選出。2024年には、ワイナリーを率いるローマン・ホーヴァース氏とヘンツ・フリッシェングルーバー氏が、ドイツ語圏における著名なワインガイド、ファルスタッフのワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞、さらにはワイン・アドヴォケイトにてトップ・キュヴェや単一畑キュヴェが98点や96点、95点といった非常に高い評価を、エントリーレンジのキュヴェに関しても90点以上の高評価を幾度も獲得するなど、世界中で高い評価を獲得しているのです。

銘醸地ヴァッハウで手掛ける数々の著名畑

ワイナリーが位置するのは、オーストリア最大の高品質ワイン生産地ニーダーエスタライヒ州のヴァッハウ。ドイツの南東に位置するオーストリアのワインは、生産量の約8割が国内で消費されるため日本で見かけることはまだ少ないですが、非常に高品質なワインとして近年大きな注目を集めており、白ブドウ品種のグリューナー・ヴェルトリーナーやリースリング、黒ブドウ品種のツヴァイゲルトやブラウフレンキッシュなどが国際的な成功を収めています。


その中でもヴァッハウ渓谷一帯は、ドナウ川沿いの丘陵地に広がるブドウ畑や古い修道院のある町並みで世界的に知られる歴史ある銘醸地。グリューナー・ヴェルトリーナー、リースリングによる高級白ワインで知られています。


ブルゴーニュよりも北に位置する緯度であるため、冷涼な気候の地域となりますが、東からはパノニア気候による暖気が、西からはアルプスから吹く冷風が、南のデュンケルシュタイナーと北のヴァイドフィアテルという森林地帯からは冷たく湿った空気がドナウ川沿いを流れており、この独特な地形による空気の循環や、急斜面での栽培、片麻岩などの特徴的な土壌が、この地で造られるワインに豊かなアロマをもたらすのです。

ドメーヌはそのヴァッハウの中でも、ドナウ川沿いの急峻な約400haの畑で栽培を行います。ブドウの平均樹齢は50年。急斜面の棚畑、かつ微細な区画での作業は、高度に専門化した知識と手作業による緻密な仕事が必要です。また、250 もの栽培農家を擁する協同組合のため、ブドウのソースが豊富なのも大きな特徴で、原産地呼称 Wachau DACにおける格付けの最高クラス「Riedenweine(リーデンヴァイン=単一畑ワイン)」において、Achleiten(アッハライテン)、Kellerberg(ケラーベルク)、Singerriedel(シンゲルリーデル)など、世界的に著名なトップクリュを数多く手がけています。


環境に配慮して造られる、繊細でフードフレンドリーなワイン

ドメーヌが管理するヴィンヤードの柱として掲げられているのは、「クラフツマンシップ、サステナビリティ、独自の生物多様性」。栽培から醸造に至るまで環境に優しいワイン造りを行っており、サステナブル・オーストリアの認証や、ヴィーガン認証であるヨーロピアン・ベジタリアン・ユニオンの認証を取得。サステナブル認証を取得しているオーストリアのワイナリーの中でも1、2を争う畑の規模を誇っています。

ドメーヌでは主に白ワインを生み出しており、手掛けるワインの95%が白ワインとなっています。そのラインナップは、単一畑で造られる「シングル・ヴィンヤーズ」から、様々な区画のブレンドで造られる「テラッセン」、伝統的なヴァッハウのスタイルにとらわれない「バックステージ」まで様々です。


また、品質の高いワインを保護育成するために設立されたヴァッハウの生産者協会、ヴィネア・ヴァッハウ・ノビリス・ディストリクテュスのメンバーとして、非常に厳しい品質基準を遵守しており、KMW(クロイスターノイブルク糖度基準)の数値に応じた、シュタインフェーダー(軽いタイプのワイン)やフェーダーシュピール(基本となるエレガントなワイン)、スマラクト(最上級クラス)といった3つの品質カテゴリーのワインを生み出しています。


生み出されるワインは、いずれのラインナップもオーストリアのワインらしい繊細でエレガントな味わいが特徴。国内外の著名なレストランやエアライン、クルーズラインにも採用されており、その品質の高さやフードフレンドリーなスタイルは、日本の食文化とも非常に相性が優れています。

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