ソノマ・コーストの冷涼なテロワールを表現し、エレガントなワインを生み出す造り手

ペイはソノマ・コーストでワイン造りを行う家族経営のワイナリー。ニック・ペイ氏とヴァネッサ・ウォン氏の夫妻がワインの栽培と製造を行い、ニック氏と、弟のアンディ氏が販売と経営をしています。 金融アナリストとしてウォール街でのキャリアを持つアンディ氏は、シェフを目指していたところワインに出会い、シュラムズバーグ、ラ・ホタで働き、後にUCデービス校で醸造を学んだニック氏とともに土地の風土を表現できるワイン造りを志し、1996年ソノマ・コーストのアナポリスに畑を購入。ニック氏はフラワーズやオーストラリアのコールド・ストリーム・ヒルズなどでも修業を重ねました。 2001年には、ブルゴーニュやボルドーでの経験を経て、カリフォルニアのピーター・マイケルでアシスタント・ワインメーカーを務めていたヴァネッサ・ウォン氏がチームに加入。さらに本格的なワイン造りをスタートします。 ペイの自社畑の周辺はかつて海底であった地層の隆起により形成。貝など海洋生物の化石が数多く見つかっています。畑の生態系を大切にする彼らのブドウ造りは、カリフォルニアに新潮流を巻き起こした巨匠リトライと並び称されるクオリティの高さを誇り、ソノマで最も冷涼なエリアで非常に優れた品質のワインを造り出しているのです。 アンディ氏は現在、2022年に新たに認定されたAVA、ウエスト・ソノマ・コーストの優位性を啓蒙するウエスト・ソノマ・コースト・ヴィントナーズの代表を務め、このエリアのユニークな風土を世に広めるべく精力的な活動を続けています。そんな彼らが生み出すワインは、ソノマ・コーストの冷涼な風土を表現する、エレガントなスタイルが特徴です。