ドメーヌ・デュージェニー DOMAINE D'EUGENIE
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フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ヴージョ
シャトー・ラトゥールがヴォーヌ・ロマネで手掛けるドメーヌ
シャトー・ラトゥールの支配人、フレデリック・アンジェラ氏がヴォーヌ・ロマネで手掛けるドメーヌ・デュージェニー。2006年のドメーヌ設立以来、繊細さと極上のエレガンス、フィネスを湛えたスタイルで世界のワイン愛好家の注目を集めています。
2月7日(金)20時販売開始/最新2022年&2021年が初入荷!
この度デュージェニーの最新2022年と2021年ヴィンテージ計4銘柄が入荷いたしました!ラインナップは、フラッグシップのクロ・ド・ヴージョ2021年ヴィンテージと、プルミエ・クリュを含むヴォーヌ・ロマネ2022年ヴィンテージの、計4銘柄。数量僅かの入荷につき、ご購入は各銘柄お一人様1本までとなります。今回も早期完売が見込まれますので、ぜひお早めにお求めください。
目次
今回入荷した2ヴィンテージについて
■2021年ヴィンテージ
デュージェニーの2021年は、バランス感に優れた古き良きクラシックなブルゴーニュスタイルに仕上がりました。他の生産者同様、春から夏にかけて不安定な気候でブドウはダメージを受けましたが、生産者チームが細心の注意を払って栽培、醸造を行ったことでワインはしなやかで肉厚な果実味が魅力のスタイルに。きめ細やかなタンニンと酸味がバランスよく溶け込んだ、繊細で上品な味わいをお楽しみいただけます。
■2022年ヴィンテージ
2022年ヴィンテージは、テロワールの特徴が感じられるような、表現力豊かなスタイルのワインが造られた年。「一年を通して温かい年になりましたが、6月に降雨があったことでブドウは順調に生育。味わいのインパクトと香り高さの両方を備えたブドウが実りました。」と醸造責任者のミッシェル・マラール氏は語っています。醸造においては亜硫酸の使用を最低限に抑え、全房発酵の割合を調整。濃密ながらもピュアな果実味と、活き活きとしたタンニンが感じられる、豊かな味わいが魅力です。
シャトー・ラトゥールが手掛ける異色のブルゴーニュ生産者
ボルドー格付け第一級の1つとして世界に名を馳せるシャトー・ラトゥール。そのオーナーであるフランソワ・ピノー氏が、著名なブルゴーニュワイン、ロマネ・コンティを生み出す魅惑のアペラシオン、ヴォーヌ・ロマネの地にて2006年にスタートさせたドメーヌがデュージェニーです。
フランソワ・ピノー氏は、ブルゴーニュの優れたドメーヌとして知られていたルネ・アンジェルの畑を購入。シャトー・ラトゥールと同じくフレデリック・アンジェラ氏を総支配人として迎えました。
設立当時、ボルドー随一の資本家がブルゴーニュの名門ドメーヌを買収するにあたって、地元の生産者からは非常に厳しい視線が注がれていましたが、フレデリック・アンジェラ氏は、ブルゴーニュのテロワールに関する知識に加え、経験豊富な現地スタッフを配置することで品質主義を徹底。その成果は目覚ましく、年を追うごとにクオリティを着実に引き上げました。
2011年以降は、ワイン・アドヴォケイトにおいてグラン・エシェゾー、エシェゾー、クロ・ヴージョのグラン・クリュ3銘柄が、安定して90点以上の高評価を獲得。地元生産者たちからも異色のブルゴーニュ生産者として、一目置かれる存在になりました。
2025年には長年醸造責任者を務めていたミッシェル・マラール氏が退任。後任には、ボーヌ大学で栽培と醸造学の修士号を韓国人として初めて取得し、その高い能力と実績がアンジェラ氏に認められた、ジェ・チュ氏が抜擢されました。世代交代を経たデュージェニーの今後の動きにも注目です。
テロワールの個性を尊重して造られる稀少キュヴェ
ドメーヌ・デュージェニーはヴォーヌ・ロマネを中心にコート・ド・ニュイの畑を所有。またシャトー・ラトゥールのグラン・ヴァンが生み出される偉大な区画"ランクロ"に相当するように、あのロマネ・コンティやラ・ターシュにほど近い、非常に優れた畑を"クロ・デュージェニー"という特別な区画として管理しています。
2023年からボンヌ・マール、シャンベルタン、ジュブレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ カズティエの3区画がポートフォリオに追加。2024年にはニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ レ・カイユ、シャンボール・ミュジニー・ヴィラージュも新たに加わるなど、区画の拡大も行っています。
栽培に関しては、シャトー・ラトゥール同様ビオディナミ農法とグリーン・ハーベストを採用。また、テロワールの尊重に最も重点を置いており、区画毎の個性にこだわって醸造しています。
例えば、所有する3つのグラン・クリュにおいて、グラン・エシェゾーはフィネスとエレガンスが特徴のスタイルに、一方、エシェゾーは堅固なタンニンが特徴の力強いスタイルに、そしてクロ・ヴージョは、繊細なフィネスに骨格あるスタイルと、畑の個性を忠実に表現。その味わいは年々洗練されてきています。
新たな設備で行う、より緻密なワイン造り
デュージェニーでは、2006から2008年までニュイ・サン・ジョルジュに本拠地を構える名門ネゴシアン、ルぺ・ショーレの旧醸造施設を間借りしてワインを造っていました。
その後2009年、ヴォーヌ・ロマネに醸造施設を購入。デュージェニーとしてのワイン造りを本格化させます。新たな施設には、高性能な温度調節システムを搭載し、緻密な区画別の選別を行うことの出来る設備を完備。セラミックタンクを含む様々な容量のタンクを用意し、性質の異なるブドウごとに別々に仕込みを行うことが可能になりました。
入念な選果作業を経た上質なブドウは、低温浸漬の後、アルコール発酵。発酵初期のピジャージュ頻度に関しては、ヴィンテージ毎の果実主成分およびフェノール成分の品質に応じて調整しています。醸造については一部全房発酵を実施。今までは原則として完全除梗していましたが、クロ・ヴージョなど無除梗のキュヴェと完全除梗のキュヴェを造り、それをアッサンブラージュすることで力強さと丸みを帯びた豊かなアロマをもたらしています。
新樽の使用比率も明確で、ヴィンテージによって新樽比率の微調整を行っていますが、村名約30%、プルミエ・クリュ約50%、グラン・クリュ約80%が基準となっています。さらに2015年からはアロマの純粋さ、透明感をより引き出すために、亜硫酸を減らす醸造方法に挑戦。ブドウのその年の出来栄えに合わせて、亜硫酸の添加を最低限に抑えています。
その圧倒的な存在感とエレガンスを極めたスタイルは、シャトー・ラトゥールに通ずるものがあると言っても過言ではありません。ブルゴーニュ好きの方はもちろん、ボルドー好きの方にも是非飲んでいただきたいブルゴーニュワインです。
激しい気候変動の中で、テロワールの特徴を素直に反映するドメーヌの取り組み
デュージェニーでは気温の上昇をはじめとする気候変動に対し、農業生態学の知識を用いることでその影響を軽減しています。例えば、クロ・デュ―ジニーの区画には生垣と350本もの木を植樹。植生の豊かさにより、鳥や昆虫を含む生物多様性の促進をはじめ、地中の微生物の活性化、温度や保水量の調整、日陰の確保によりブドウ樹の樹勢を高めているのです。
また、2021年4月初旬には霜害を受けたことから対策を見直し、2022年は冬季の剪定を遅らせることで春の霜害への耐久性を検証。他にも、土壌の肥沃さを重視し植えられたヴォーヌ・ロマネの一級畑オー・ブリュレなどでは、ライ麦や豆類を含む10種ほどのカバークロップ(緑肥)を設けることで、畑を耕す頻度を下げ、線虫の駆除にも繋げられたと言います。
醸造においてはこれまでの入念で的確なアプローチに加え、発酵、滓引き、ボトリング時のポンプの使用を回避。また夏季の気温上昇傾向を受け、アルコールのボリューム感を抑制するために全房発酵を取り入れています。
こうした取り組みを行うことで、フレッシュさ、複雑さ、そしてピュアな果実味の抽出を促し、これまで以上にテロワールの体現に繋げています。この先も健全で高品質なブドウを仕立てられるよう、揺るぎない努力と研鑽が成されているのです。
今回入荷したすべての銘柄
商品一覧
4 件
ヴォーヌ・ロマネ クロ・デュージェニー
赤
エレガント&クラシック
シャトー・ラトゥールが手掛けるブルゴーニュワイン。特級畑ラ・ターシュの直下に位置する区画。圧倒的な凝縮感とスケール感を放つキュヴェ。 詳細を見る
5.0
(3件)本数限定2022年
33,000 円
(税込)
WA 90-91
ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ オー・ブリュレ
赤
エレガント&クラシック
シャトー・ラトゥールが手掛けるブルゴーニュワイン。特級畑に迫る、類稀なるポテンシャルを秘めた一級畑。表情豊かで妖艶なスタイル。 詳細を見る
本数限定2022年
62,700 円
(税込)
WA 92-94
クロ・ヴージョ グラン・クリュ
赤
エレガント&クラシック
シャトー・ラトゥールがブルゴーニュで手掛けるフラッグシップワイン。クロ・ヴージョの神髄とも言える、力強いストラクチャーとフィネスを備えた上品な味わい。 詳細を見る
5.0
(3件)本数限定2021年
99,000 円
(税込)
V 93-95