格付けシャトーに囲まれた、サン・ジュリアンの家族経営シャトー

シャトー・デュ・グラナは1870年にサン・ジュリアンに設立された、家族経営シャトー。ジロンド川からもほど近く、ワイナリーはシャトー・デュクリュ・ボーカイユの向かいにあります。所有するブドウ畑は59.5ha。元々はシャトー・サン・ピエールの一部であった区画や、シャトー・ラグランジュから買い取った区画を含んでおり、シャトー・タルボなどの格付けシャトーに周囲を囲われた好立地です。土壌はメドックに典型的な砂利質土壌で構成。畑には1haあたり7,000本の密度で、65％のカベルネ・ソーヴィニヨンと35％メルロが栽培されており、平均樹齢はおよそ25年に達します。 2015年にはセラーとワイン製造設備の近代化を実施。醸造においては伝統的なセメント製の大型タンクを用いて24～48時間のマセラシオン（醸し）が行われ、ワインは新樽率40％のフレンチオーク樽にて約12カ月間熟成されます。著名なワインコンサルタントであったドゥニ・デュブルデュー教授からの助言を活かし、モダンな手法の中でも伝統を尊重。造られるワインはベルベットのように滑らかで複雑なワインで、若いうちから親しみやすく、ワイン・エンスージアストでも「サン・ジュリアンらしいエレガンスがあり、バランスの取れたワイン」と評されています。