ソーミュール・シャンピニーで名高い、16世紀から歴史のあるシャトー

シャトー・ド・ヴィルヌーヴは世界的に高い人気を得ているクロ・ルジャールと並ぶ、ソーミュール地区のトップ生産者のひとり。ワイナリーはソーミュール市街から南東に広がるソゼ・シャンピニーの、ロワール川から300mも離れていない高原に位置します。ワイナリーからはロワール川の景色が一望でき、このエリア特有の「テュフォー」と呼ばれる石灰岩で造られた邸宅は壮麗な印象です。 シャトーの歴史は古く、1577年ベルエールの館がヴィルヌーヴ家の所有となったことから始まります。当時よりワイン造りが行われていましたが、第二次世界大戦によってシャトーが爆撃に合い損傷。1969年にシュヴァリエ家が引継ぎ、修繕を行いました。1997年には大規模な改修を行いセラーを修復し、2016年には最新の醸造施設を設置。これにより素晴らしい個性が特徴の複雑なワインが生まる環境が整いました。 ワイナリーは現在、ジャン・ピエール氏とその娘であるセシル氏、カロリーヌ氏によって運営されています。計25haの畑でカベルネ・フランとシュナン・ブランを栽培しており、すべて除草剤や殺虫剤、化学肥料を使用しないオーガニックな手法で管理。醸造においても天然酵母を用いて発酵させるなど、人的介入を最小限に抑えたワイン造りが行われています。