ラングドックで新世代と注目される、家族経営のドメーヌ

ドメーヌ・ド・ムスカイヨは南フランスに広がるラングドック地域の造り手。ピレネー山脈の麓にあるロックタイヤード村にドメーヌを構えています。マリ・クレール・フォール、ピエール夫妻によって2004年に創立され、現在は娘の カミーユ氏と息子のトーマ氏、フレデリック氏が運営しています。 所有する約7haの畑はピレネー山脈のオードワーズ山麓に広がり、その土壌は粘土石灰質で5000万年前の海洋生物の化石（巻貝やカキなど）が数多く見られるユニークな地質です。彼らは「独自性のあるワインを生み出すこと」を哲学とし、その特異なテロワールを活かしたワイン造りを行っています。この地は比較的暖かい気候風土で知られていますが、彼らの所有畑は標高400mに位置しているため、日較差が大きいことが特徴。豊かな果実味と共にしっかりとした酸味がブドウに備わるという、ブドウ栽培にとっての好条件が揃います。 栽培では病虫害のリスクを減らすため、ビオロジックや生命工学的なアプローチで自然と調和した方法を実践。完熟したブドウから造られるワインは、熟した果実味が口いっぱいに溢れる濃密なスタイルです。フランスのワイン雑誌『ラ・レヴュ・ド・ヴァン・ド・フランス』のグリーンガイドにて1つ星を獲得するなど、この地域の新世代を代表する生産者として注目されています。