伝統的製法で高品質なクリュ・ボジョレーを生み出す造り手

ドメーヌ・ロシェットは1981年、ジョエルとシャンタルのロシェット夫妻によって、ボージョレ地区のレニエに設立されたドメーヌ。 現在は、レニエの他にブルーイィ、コート・ド・ブルーイィ、モルゴンと、4つのクリュ・ボージョレに畑を持っております。 彼らのワインの特徴は、伝統的な無除梗によるセミマセラシオンカルボニックという醸造方法で造られていることです。こちらの醸造方法を用いることで従来の醸造方法よりもブドウ本来の風味を感じられるワインに仕上がります。ワインメイキングにもこだわりがあり、ステンレスタンク内での醗酵、温度管理に関してはワインメーカーの監視下にて実施。こうして生み出されるワインは繊細さとエレガントさが感じられる味わいとなります。 また、彼らのワイン造りにおいてもう一つ特徴的と言えるのがクリュ・ボジョレーの造り方です。通常のワインの醸造に加え、フードルと呼ばれる大樽にて翌年4月の瓶詰めまで熟成を実施。この工程によりワインにまろやかさが生まれ、深みのある酒質の味わいとなります。 2009年には修業に出ていた長男のマテューが正式にドメーヌ入りを果たしており、今後もボジョレー地区を担うワイナリーとして注目を集めております。