熱烈的なファンに愛され続けるモダン・フランケンワインの先駆者

シュテアライン&クレニッヒはフランケン地方、ヴュルツヴルグ近郊のランダースアッカー村にある、家族経営の醸造所。わずか12haの畑で、主にジルヴァーナー種やリースリング種を生産しています。彼らは「トリアス」というワイン生産所の友好同盟の中心生産者であり、ミネラル豊富な土壌を活かした忠実なワイン造りと、フランケンワインの素晴らしさを伝えることに尽力するモダン・フランケンワインの先駆者です。フランケンワインの生産量は大変少なく、ドイツワイン全体の6％程。非常にユニークな土壌であるフランケン地方は、3つに折り重なった三畳紀の地層が横倒しになっており、畑によって全く異なる個性を持った、高品質の白ワインが生みだされます。こちらのワイナリーではそのテロワールを重視し、除草剤、殺虫剤、化学肥料を一切使用しない完全有機栽培を実施。耕作には機械を使わず鍬を使用するなど、ブドウ樹と密に接しながら丁寧に育てられています。造られたワインの80％はドイツ国内の熱烈なファンに愛飲されおり、輸出されているのはごく僅かという、日本でなかなか目にすることがない生産者です。